キリマンジャロってコーヒーじゃないの?
2008.02.22-24
アフリカ大陸最高峰、個人で登頂できる世界最高峰のMt.キリマンジャロ。
日本では山よりもコーヒーが有名?
この付近で取れるコーヒー豆が"キリマンジャロ"コーヒーなんですね。

登るぜ、個人での世界最高峰!!

って、ひろみんの体調がまだ悪いのと、けんぽこのイエメンで車にぶつけられた左膝が痛むので断念。
なんとも弱っちいバックパッカーなのです。

タンザニアへ一緒に移動してきた"さっちゃん"は、女性1人で登山決行。
そして見事に登頂達成! 凄いよ、さっちゃん。

初めて出会った9ヶ月前とは全然違い、凄くたくましくなってます。
旅で精神も体も大きく成長している彼女とは裏腹に、衰弱傾向にある私達。
「これが若さというものか……。」
イエメンでの事故がこんな所で影響するとは思わなかったよ、とほほ。
【キリマンジャロ登山情報】
町のツアー会社で申し込み、一番楽なムラングルート4泊5日間の登山で入山料、宿泊料、道具レンタル、ガイド、保険、チップ込みで 800〜1000USドルが相場でした。
ガイドたちへのチップ込みの合計で話をした方が、後々で面倒が無いと思います。
チップ別の激安ツアーを申し込んで、後で高額なチップを強要された話も聞きました。
途中で体調崩して下山した場合、多少の返金はあるようです。(要確認)
ツアー内容はどこも同じ(基本、個人で登山)なので、しっかりとオフィスを構えているツアー会社が良いかと思います。

●キリマンジャロの麓の町
キリマンジャロ登山は、キリマンジャロの麓の町モシから登るのが一般的。
キリマンジャロ空港からボッタくり白タクで約1時間で到着しました。

町に着いたものの、安宿はどこも満室。
雨季直前の今のタンザニアは比較的涼しく観光しやすいため、どこも混みこみで、タンザニア到着早々に宿難民になってしまいました。

白タクの運ちゃんをコキ使い、町中の安宿を探しまくり、結局は中級ホテル"Kindoroko Hotel"に泊まることに。
しかし、これが幸いしました。
オススメの宿"Kindoroko Hotel"
町の中からは建物や木が邪魔でキリマンジャロはあまり良く見えないのですが、他より背の高い(といっても5階建て)この宿からはキリマンジャロ全体がバッチリ!
実際の町のなかはこんな感じでキリマンジャロは全然見えません。
泊まった部屋の窓からもキリマンジャロが見えたので、朝、目覚めと同時にベッドに横になりながらキリマンジャロを堪能。
んー、最高!!
登山は出来なかったけれど、キレイな山を眺められて満足、満足♪
キリマンジャロコーヒーを飲みつつ、"違いの分かる"夫婦になりました。

いつかはきっとキリマンジャロ。
いつか登頂したいなー。
モシ/タンザニア
宿泊 1: Kindoroko Hotel(バススタンドからモシのメイン通りを山と逆方向に300m程進んだ左手。大きな看板あり。) S:10US$、W:15US$ トイレ・シャワー共同、朝食付き
★★★★★★★★★☆ 90点  トイレ共同の部屋は狭いがWルームはベランダもあり快適で部屋からキリマンジャロがバッチリ見えます。ただしSルームは独房みたいな部屋もあり。 屋上からの眺望最高!周辺で一番高い建物なので景色を邪魔するものがありません。 朝食もボリュームがあり、多少値段が高くてもここに泊まる価値は十分にあります。
宿泊 2: KILIMANJARO BACKPACKERS HOTEL(バススタンドからモシのメイン通りを山と逆方向に350m程進んだ左手。看板あり。) W:10US$. トイレ・シャワー共同、パンとお茶だけの朝食付き
★★★★★★★★☆☆ 70点  安宿にしてはキレイ。1階より2階の部屋が快適。Wルームは広いが、Sルームは独房みたいな部屋ばかり。 レストランからキリマンジャロが少しだけ見えますが、大して眺望は良くありません。 朝食はパン&お茶のみで、これを朝食付きと言われても……。Kindorokoと同系列だが値段の差が明らかに出てます。値段は高いがKindorokoが断然オススメ。
物価: 水1L 700TSH、ネット 1000TSH/1h(やや遅い)、スニッカーズ1000TSH、ローカル食堂定食一品1000THS前後、レストラン一品2000TSH〜
お勧め: 1.キリマンジャロ登山(私達はしていませんが…)  2.キリマンジャロコーヒーを是非。 旅行者向けの店ならどこでも飲めます。



飛行機から見たら"キリマンジャロの頂上だけ"が雲の上に頭を出していました。
タンザニアにようこそ!
2008.02.22
ひろみんの食あたりを引きずりつつ、エチオピアからタンザニアへ。
"大統領選挙後の大暴動中"のケニア観光は安全第一で諦めて、飛行機で一気に移動です。
タンザニア人はエチオピア人同様に"旅行者の間で悪評が凄い"のですが、はてさて……。
※旅行者が日常接するタンザニア人の悪評が凄い。

●悪評高きタンザニア人の実態
エチオピアを出て、ケニアのナイロビ経由でキリマンジャロ空港へ。
空港に着くと"黄熱病の予防接種の検査"をしています。
黄熱病接種はもう必要ないのにナゼ?

私達はタイのバンコクで受けた接種証≪コイタビ。便り015: スネークファームで予防接種 [バンコク] 参照≫を見せてOK。
接種証を見せると"残念そう"に入国カードに判子を押してくれました。
むむむむ、何故に残念そうなのかしら?
もしかして予防接種していない人にワイロを要求したいとか??
※ケニアのナイロビ空港では実際に職員がワイロを請求するそうです。
何のために黄熱病接種のチェックをしているのか謎なのでした。

その後、ハンコだけの非常にショボいアライバルビザ(US$50、高い!)を貰い、空港職員に町までの移動方法を聞くと「タクシーを使え」との事。
値段を尋ねると「教えない。自分でタクシーと交渉しろ」との事。
"分からない"ではなくて、"教えない"って何? むむむむ?

ムカつきつつ、他の職員に確認するも皆同じ。
両替窓口のお姉さんに聞くと「外国人は50ドル」とうっかり口を滑らせました。
でた!外国人料金!!
現地価格を聞いても、やはり教えてくれません。

キリマンジャロ空港にはインフォメーションカウンターも無く、頼れるのは空港職員のみなのに、その職員達がこんなんじゃ話になりません。

仕方なく空港を出ると出口にはタクシーの客引き嵐。

ショボい木の立て札にパソコンで印刷しラミネート加工した紙を張って、それを指差し「正規料金は50ドル」と言ってきます。
※この立て札、あまりのショボさに撮影し忘れました。

どう見ても誰かが適当に作ったとしか思えない出来なので、念のためにそこに居た空港職員に聞くと「これは正規のモノだ。正規料金50ドル。」と言ってきます。
他の職員に聞いても皆同じ……しかし、職員と客引きとが"グヘヘヘ"と目配せしているのを見逃しませんでした。
明らかに怪しい……。

"空港から歩いて30分程の道で乗合いワゴンを捕まえられる"との情報があったので、試しにまずは職員に乗合いワゴンの通る道まで何Kmくらいか聞いてみたところ「5km」と、そしてタクシーの客引きは倍の距離の「10km」と言ってきます。
※どちらも嘘つきで、実際には2Kmもありませんでした。

どちらも信用できないので、「高いから乗らない。歩いていく。」と言った所、しつこく「いくらなら乗るんだ?」と聞いてきました。

正規料金なら値引きする必要がないのにすぐに値下げ=立て札はニセモノ に決定!

考えている振りをすると30ドルまで下がりました。
粘ればもっと下がりそうです。
焦った客引きが「空港からの乗合いバスは1人10ドルだし、君達は3人居るから合計30ドルでOKだろ?」と口を滑らせました。
「え?乗合いバスがあるの?」と突っ込むと、慌てて「あー、えーっと、夜までバスは来ない。待ってもダメ。」と益々焦っています。
無駄とは思いつつも空港職員に乗合いバスの時間を聞くと、客引きと現地語で何か話した後に「知らない」と一言。
キリマンジャロの空港職員どもは、本当にムカつきます。

もう少し値引きしてもらおうと、客引きに「25ドルなら乗る」というと渋った後にOK。
本当は20ドルでも出しすぎなのかもしれません。
※キリマンジャロ空港から、モシかアルーシャのどちらへも60Km程。

そしてタクシーに向かうと、なんと自家用車。
というか、タクシーなんて1台もなく、全部、白タク。
※町には正規タクシーが走っていました。
そもそも白タクなら、初めから正規料金なんて関係ないですよ。
やれやれ。

偽看板を見て50ドル出す旅行者が沢山居るのでしょうが、皆さん騙されちゃダメですよー!!
【キリマンジャロ空港からのローカルバスでの移動情報】
空港を出て正面まっすぐの道を2Km弱歩けば大通り。
そこでアルーシャかモシ行きの各種乗合いバス(いずれも1000TSH程度)が拾えるので元気な方はそれで移動可能です。
炎天下の道を2km程歩くのはかなり大変と思いますが、タクシーと交渉決裂の際は頑張りましょう。
大通りまでは完全舗装道路で交通量も多く、昼なら襲われたりする心配は全くありません。

空港職員も一緒になって騙してくるタンザニア。
これが悪評名高いタンザニア人……の極一部。

空港から出る前でこれです。
タンザニア滞在は面倒が多そうだよー。