平成22年1月28日午前9時50分、2540gで産まれました!(翌29日撮影)
こんにちは、お坊ちゃま!
2010.01.28 【三重県 / 日本】
27日の午後7時半過ぎ、今まですこぶる元気だったひろみんが急にお腹が痛いと言い出した。
「予定日はまだまだだけど、臨月だし体が出産の準備してんだね〜」なんて家族みんなで話しつつ、大事とって今日は早く寝よう!とベッドに潜ったものの、段々痛さが増してきて、これはおかしいと病院に電話しました。
検査しますので直ぐに来てくださいと言われ、慌てて産婦人科へ。

予定日は2月20日で3週間以上も先だったので、「最後の最後に問題発生!?」とけんぽこは待合室でオロオロ。
待つこと40分程、「今晩に出産です」といきなり言われてオロオロが倍増です。

入院部屋に通してもらい「陣痛が強く短くなってきたら分娩台に移動します」とのことで、それまではベッドの上で5分刻みの悶絶大会。
午前2時前に「もう無理、我慢できない」とナースコールをして分娩台に歩いて移動しました。
ひろみんを支えてけんぽこも一緒に分娩室へ。
けんぽこがオロオロしている間に、ひろみんは分娩台に上げられ、そのまま出産の立会い状態になってしまいました。

分娩室に入って直ぐの頃
この時は1時間もしたら産まれるのかと思ってました。

「あれ?部屋から出るタイミング逃した……」
けんぽこは気が小さいので、ひろみんの出産シーンを見たら気絶するかもなので、実は立会いはやめておこうと思っていたのです。

「もう9割以上開いているので、このまま出産まで頑張りましょう」と言って、看護師さんは隣の部屋へ行きました。
「よし、今だ!」と、けんぽこも分娩室を出ようとした瞬間、ひろみんが「痛い、痛い、腰さすってー!!」と悶絶開始。

結局、ひろみんを置いて分娩室から出ることが出来ず、その場の流れで立会い出産をすることになりました。

腰の下に手を入れて、2時間くらい腰とお尻をマッサージ。
やがて陣痛が1分刻みになって、ひろみんは益々苦しみだしました。
この辺りで、けんぽこのオロオロはピークに。
腰をマッサージすると痛さが半減するようだったので必死にマッサージしていたら、赤ちゃんの心音計の数値が異常に高くなり看護師さんが部屋に飛び込んできました。
「旦那さんが強くこすると雑音が入って数値が変になるから、マッサージするならゆっくりしてあげてください」と怒られて、オロオロするのが治りました。
子供が出来るっていうのに子供みたいです。

下の緑色の線グラフが陣痛のグラフ、 頂上のまっすぐが激痛MAXポイント。 母は強し!

陣痛としてはもう産まれる感じだったのに、肝心の赤ちゃんがまだ骨盤の真ん中まで移動してないらしく、一旦体を横にしてそのまま待機となりました。
やがて1分刻みの陣痛が3〜4分刻みになって、そのまま3時間放置されることに。

放置中は分娩室に二人きり。
ひろみんは「痛い、もうイヤだ、産まなくていい!」と泣き出し、けんぽこは前日も寝不足でスーパー眠い&延々マッサージで、二人してクタクタになりながら、「早く赤ちゃん出てこーい!」と願うばかり。
子宮口が全開になっても赤ちゃんは出てこなくて、ひろみんの悶絶状態は夜が明けても続きました。

最後の方は酸素吸入しつつの出産になりました

最終的に午前9時頃に強制破水させ、最後はバキュームで赤ちゃんの頭を吸い出しての出産となりました。
分娩台に上ってから約8時間、やっとのことで2540グラムの小さな赤ちゃんが誕生!!
こうして長かった分娩体験を終えたのでした。

産まれたて! 衝撃の出産シーンに気絶しそうになって手振れしてます

出産終えた直後のひろみん、ゲッソリしてます

けんぽこは計らずも立ち会い出産になったわけだけど、出産に立会えて本当に良かった!
今では偉そうに「立会い出産はするべきだ!」なんて思ってます。

立ち会うことで、出産の大変さ、母親の凄さ・素晴らしさを心から感じることができました。
出産シーンは衝撃ですが、苦労の末に産まれてきた子供への愛しさも更に増したんじゃないかと思うのです。
直ぐに産まれてこなかったんで、尚更そう思うのかもしれません。

産まれてきてくれて、本当にありがとう!!

ひろみんは大変だったけれど、最高に嬉しくて幸せな出産体験なのでした。

●生まれながらの冒険野郎?
世界最南端の町ウシュアイアで授かった私達の赤ちゃんは、妊娠5ヶ月近くまで南米大陸の一番南から北までをお腹の中で過ごしました。

犬ぞりに乗り、スノーボードでコケまくり、ボニートで冷水の川に数時間浸かり、アマゾン川を下り、レンソイスでジェットコースターよりも激しいトラックに揺られまくり、バスや船や飛行機で沢山の長距離移動を過ごし、最後はアメリカのディズニーワールドで遊びまくった赤ちゃんです。

最南端で授かった子供だし、将来旅好きの元気で逞しい子に育つようにと願いをこめて、名前を『南(みなみ)』と命名しました。
ちなみに姓名判断だと"人生運が大凶"なんですが、こんな素晴らしい名前で何が大凶だ、失礼な!と思ってます。
2年7ヶ月掛っているけれど、新婚旅行中に出来たのでハネムーンベイビーなのです。

生まれたその日に、けんぽこが旅行中に着てたダウンジャケットで包んでおきました

最初の海外旅行は地球の裏側、南くんが授かったウシュアイアへ行きますよ。
「孫が出来た!」と大喜びしてくれている上野山荘の綾子おばあちゃんに会わせに行くんです。 愛犬トゥルーチャの背中に乗せに行くんです。

そしていつか、中断した旅の続きを家族3人で再開しよう!

さあ元気にスクスクと育つように頑張るぞ!!