冬の国立公園でスリップして崖下15mにダイブ! 車の前の木が無ければ、そのまま川に沈没…… |
世界最南端の町で生活す その5 |
2009.05.20 【ウシュアイア / アルゼンチン】
それは、大雪の降った3日後くらいのことです。 前日の夜に「明日は国立公園を見に行こう」と言うことになり、まだ薄暗い時間から(と言っても午前9時頃)レンタカーで宿を出ました。 雪の残る道は凍りつき、安全運転でノロノロと国立公園へ。 スパイクタイヤを履いた車は、凍った道をシッカリ捉えて進んでくれます。 日本では使用禁止になったスパイクタイヤの走り心地に気をよくし、少しスピードを上げたその時、事件は起こった! 車通りの少ない冬の国立公園内の道は一般道路よりも凍りついていて、崖の上のカーブで後輪が滑り、クルクルと回転して崖に落ちていきました。 その高さおよそ15m。 不幸中の幸いで川の手前で木に激突して車は止まったのですが、極寒の川に落ちてたら死んでましたよ、間違いなく……。 と、実はこれ私達ではなく、上野山荘に来てた旅行者2人の話です。 事故当日の午後3時過ぎ、1人だけが帰ってきて「いや〜、事故っちゃいました」とのこと。 元気そうなので大した事はないと思いつつ話を聞いたら、このデジカメ写真を見せられてビックリ。 運転手が軽いムチ打ち、助手席は無傷だったのですが、車はご覧の通りグチャグチャで……レンタカーの保険のお陰で日本円で25万円くらいの弁償で済んだようですが、これはかなり手痛い金額です。 夕方には運転していた旅行者も戻ってきて、一安心。 こんなスゴイ事故をして落ち込んでいるかと思ったら「あの状況で死ななかったんだから絶対ツイてる。弁償分を取り返す!」と言う話になってその事故当日の真夜中にカジノに出かけて行きました。 もしかしてバカですか? だがしかし、運転手くんはルーレットで自分の誕生日の数字に掛けたらドンピシャリ! 調子に乗って誕生月と日の合計の数字に掛けたら、またまたドンピシャリ!! 偶然にしては出来過ぎてます。 人生、楽ありゃ苦もあるさ? どうやら不幸のあとには福が来るようです。 世界の果てで崖にダイブ、そしてカジノで挽回。 なんともスゴイ旅行者ですが、皆様、決してマネをされぬように。 というか、事故のその晩にカジノに行くのは常人ではない。 "早死にするのはこういう人?"と思ったウシュアイアなのでした。 冬の運転は気をつけるだワン! |
アメリカ大陸を貫くルート3号の終点。 "アラスカから17,848Km"だそうです。 アラスカの始点まで、行っちゃう? |
世界最南端の町で生活す その4 |
2009.05.10 【ウシュアイア / アルゼンチン】
あれれ? 7日に飛行機でブエノス・アイレスに飛んだんじゃなかったの? そうなのです、7日の航空券は23日に延長しました。 旅行者は全然来ないし、来てもすぐに出ちゃう人ばかり。 ということで、もう少しだけウシュアイア。 長期滞在者が来る保障は何もないけれど、誰かが来るまで、もう少しだけお手伝い。 あと2週間、もっと楽しい日々を送りますよー。 上野山荘の前から見た、夕焼け空に浮かぶ満月 おばあちゃんの宝の50年以上昔のミシンが、25年ぶりに動いた! けんぽこの寝巻きズボンを作りました |
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