古代エジプトの首都、テーベと呼ばれた町
2008.01.14-19
白砂漠観光の後、カイロに戻り、数日ノンビリ観光。
その後、夜行列車でルクソールへGO!
ここは古代エジプトの首都だった場所だけあって、見所があり過ぎて観光が大変な町です。

一大観光地だけあって、客引きや現地人が非常にしつこくてウンザリ。
良い人も沢山居ましたが、ここにきて"悪名高きエジプト人"の洗礼を受けました。

どこに行ってもボラれまくりでまともに買い物が出来ないし、握手してきたと思ったら強く握って離さず強引に店の中へ引っ張り込んだり、馬に乗れとずっと後ろを着いてきたり、すれ違うときにひろみんに痴漢したり、出歩くと1時間に1回はハプニングあり。

一番呆れたのは、遺跡を管理している連中で、立ち入り禁止の場所に入場させたり、写真禁止の場所で写真を撮らせたりしてお金を稼いでます。
横で勝手に片言の英語で説明を始めて、聞いても無いのに「ガイド料」としつこく要求してきたりも。
なんのための遺跡保護&スタッフ配置なんだか……まあ、そのお陰で禁止場所でも写真が撮れる訳ですが。

と、そんな観光ポイントを抜粋して紹介。
人々は別として、あり過ぎる遺跡に古代エジプト文明を大満喫。
ルクロール神殿 入り口:
太陽神ラーの象徴として立てられたオベリスクは現在1本のみ。
もう1本はパリのコンコルド広場にあるようです。
フランス人に持っていかれちゃった?
カルナック神殿の巨柱:
130本以上の巨大な柱の間は大迫力!
当時はカラフルだったようで、所々に色が残ってました。
ハトシェプスト女王のオベリスク:
折れている先っぽの方を寝かして展示

こんな壁画がいっぱい
色の残っているものも多数
お墓の中には、可愛らしい線画もありました。
"王家の谷"の入り口から。
ハトシェプスト女王葬祭殿
"王妃の谷"のとあるお墓の壁画

ツ●ンカー●ンのお墓の内部
この他非常に多くの見所があり、実のところ、最初のうちは興奮して見ていたものの、数日に渡る観光後半では神殿にも壁画にも食傷気味で「ふーん……はいはい、じゃ次ね。」と、素晴らしい遺跡に飽きるというなんとも贅沢な状態に。
この町の遺跡を全部回ろうとすると、"観光に疲れ果てる"という嬉しい悲鳴が出ること間違いなし!

遺跡盛り沢山、見所あり過ぎて困っちゃうルクソールなのでした♪
ルクソール/エジプト
宿泊: OASIS Hostel(駅を背にして左から2本目の道を300m程進み左折30m先(左折すると看板が見える) W:20LE(朝食付き) トイレ・シャワー別、インターネット無料(PC1台と無線LAN設備もあり)。
★★★★★★★★☆☆ 80点  部屋はキレイ、スタッフGood、屋上レストランからの眺望良し、ネット無料、格安の超オススメ宿。
物価: ネット 不明。 ボリボリで物価高い。 買物、レストランは価格表示をしている店で。 遺跡の入場料がバカになりません。 ルクソールで学生証が簡単に作れるので作った方が全ての入場料が半額になるのでお得。
お勧め: 1.遺跡はどこもオススメ。ハズレなし。 2.気球ツアーがスゴイらしい(私達は乗っていませんが) 3.長期旅行者はEl SalamHotel屋上の"High Life Restaurant"での"なんちゃって日本食"(親子丼がオススメ)。


白と黒の芸術
2008.01.08-01.10
ダハブからカイロに戻り、翌朝から"黒・白砂漠ツアー"へ行きました。
カイロに居た4人とダハブからの移動組6人の総勢10人の大所帯でGO!
今回は頼れる旅行者が何人も居たので、ツアー交渉やその他全てお任せで非常に楽チンなものとなりました。 皆に大感謝!

●格安砂漠ツアーを求めて
まずは"黒・白砂漠"観光の拠点の町"バフレイヤ・オアシス(バウィーティー)"まで、公共バスに乗って5時間。
バスはそこそこ快適で問題もなく町へ到着しましたが、バスを降りると大勢の客引きがドッと駆け寄ってきました。
"韓国語"が書かれたA4程度の紙を持った客引きが多数居て、私達に「コリア、コリア」とその紙を見せてきます。
多分、「この宿は良いですよ!」という感じと思いますが、一生懸命に紙を見せてもこちらには分かりません。
日本語が書かれた紙は皆無だったので、韓国人旅行者の方がエジプシャンや他の旅行者に親切なのでしょう。
エジプトは他国と比べて韓国人旅行者が非常に多いのですが、韓国ではエジプト旅行がブーム?

その客引き達にメンバーがあらかじめ目星を付けていた宿名を言うと、"そのホテルのスタッフ"が現れました。
交渉の末、こちらの要望通りの値段で話がついたので、宿の車2台に分乗しホテルへ。
そこはバス停からかなり遠い町外れの宿でしたが、宿全体がキレイでかなり快適で皆「いいんじゃないのー!」と喜ぶも束の間、宿&ツアー代金が初めの話と違って高い。
こんな外れまで連れてきて、そうきたか……。
バス降り場で交渉したのは"オーナーの息子"だったのですが、宿ではオーナーが「そんな値段は無理」と言いだしました。
メンバーの1人、"交渉の達人"の佑ちゃんがオーナーと膝を交え(正に膝をくっ付け肩を寄せ交渉する姿はさすが達人)、なんとか皆が納得できる条件と金額で落ち着きました。
他所へ移動するのも面倒だし、ホテルは快適だしで、宿1泊(朝・昼食込み)+ツアー代で『1人125LE(≒2700円)』でいざ、砂漠ツアーへGO!
ありがとう佑ちゃん!!

●黒と白の砂漠
翌日の昼食後、13時過ぎにツアー開始。
※お昼頃に旅行者を乗せたバスががこの町に到着するので、客引きして少しでもツアー参加者を増やそうと午前中には出発してくれませんし、早朝から出発しても"見るものが多くない"ので時間が余る。

ツアーの内容は"黒砂漠⇒砂漠の民の村⇒クリスタルマウンテン⇒白砂漠&キャンプ⇒翌日午前中に温泉⇒宿へ"というものでした。

まずは黒砂漠。
1時間程走って、砂漠というよりも荒野の中にある黒い小山の群集場所に立ち寄り。
その中で一番高い小山に登り、辺りの黒い小山群を望みました。
黒く見えるのは地面にある黒っぽい小石の為。
「これは砂漠じゃないでしょ!」と思うも景色は素敵なのでまぁ良し。
砂漠ではなく【黒の小山】ですね、こりゃ。

見た目低い山なのに登るのは大変でした。
頂上からの景色はこの通り、地平線まで続く黒い小山。
その後、砂漠の民の村『ベドウィン村』へ。
"村"って言うのに、なんと掘っ立て小屋が1つだけ、しかも単なる土産物売り屋で値段も激高……。
思いっきりテンション下がりまくりです。
どこが村やねん!
村ではなく、単なる小屋です小屋、しかもボッタクリ小屋。
もちろん、あっという間に『ベドウィン村』の観光(?)は終り、次は"クリスタルマウンテン"へ。

クリスタルマウンテンというだけあって小山全体が水晶の塊でした。
遠くで見ると単なる小山ですが、近づいてみるとほらこの通り!

小山全体が水晶の塊でした。
さすがに売り物になるような水晶はどこにもないですが、皆で透明度の高い水晶を見つけてはガシガシと削り取ったりして結構楽しい。

そして、いよいよ白砂漠へ。
黄土色の大地の遥か向こうが白っぽくなってきました。
近づくにつれ、白い大地の上にニョキニョキと生える奇岩が沢山見えます。
道路を外れ、その奇岩の中に入っていくと、そこには"どこかの惑星?"的な風景がありました。

文句なしの白い砂漠、地球が作った白の芸術に感動!
白砂漠を皆で歩く
今にも落ちそうな自然の芸術
白砂漠の朝
奇岩と太陽
朝モヤの中のひろみん(中央)
砂漠にいた謎の生物と共に
ひろみん日記:白砂漠ってあるんだ!? も参照してください≫

●終わり良ければ全て良し?
翌朝、大満足の白砂漠を後にして、いざ温泉へ。
モーターで地下の温泉を汲みだして流している様子。
湯煙モクモクで大興奮! 喜んで手を入れたものの熱湯でした……これじゃ熱すぎて入れない。
源泉の温度は変わるようですが、今回はちょっと熱すぎで残念。
汲んだお湯を流している溝があったので、溝沿いに少々歩き、温度が低くなった所で足湯。
それもで熱々で足が真っ赤かになりましたが、ツアーの〆に温泉気分でいい感じ。
熱すぎて入浴は断念。
ほんのりと鉄と硫黄の匂いのする温泉でした。
そして足湯も終わり、ジープへ。
あとはホテルに戻るだけのこの時に運転手が駆け寄ってきて一言。
「お金頂戴♪チップ、チップ!」
ああ、最後の最後にそうきたか……。
しかも「全員からお金を集めて俺達にくれ」と図々しい。
丁重に断り無視するも、ずっと「チップくれくれ」と超ウザイ。
これぞエジプト人、ツアー最後に気分台無し……。

ハズレなこともあるけれど、白砂漠ツアーはピラミッド観光よりもオススメと思える場所なのでした。

白砂漠に大満足!!!(それ以外は期待しちゃダメよー!)
バフレイヤ・オアシス(バウィーティー)/エジプト
宿泊: Desert Safari Home(場所:町の東外れ。町の中央を通るメインロードに看板アリ。その看板を左折50m) Twin:50LE. トイレ・シャワー付き
★★★★★★★★☆☆ 80点  宿全体がキレイで快適。 ツアーも大した問題はなかったので結構オススメ。 町外れなので町の中心から徒歩30分程掛かります。
※バス停にて金額を騙して勧誘してきたので要注意。
※町外れなので宿に移動した後でモメルと他に移動するのが遠くて大変です。
物価: ネット 不明。 観光で成り立つこの町は、どこのお店も外国人にはかなりボッテきます。 超注意。
お勧め: 白砂漠。 それ以外は期待せずでOK。