「あ、ちょっと今、着替え中なの」  【撮影:さっちゃん】
ゴロゴロ、エチオピア
2008.02.13-21
エチオピアの首都アジス・アベバ。
空港から町への道は、想像していたよりも都会で高層ビルは無いものの5階建て程の建物が沢山。
歩いている人々も洋服を身にまとい、携帯電話も持っていて、「民族の宝庫エチオピア」のイメージと全く違います。
普通に裸の人が居たりするのかと思っていたよ。

って感じの首都アジス・アベバは足早に、世界遺産の"ラリベラ"へ行くぞ!!
とバスチケットも買った矢先にひろみんが食当り。
上から下から出しまくりの状態でこりゃヤバイ。

●どうなの?エチオピアのバス
エチオピアのバスは指定席と言う考えは無く、朝5時に一斉にバススタンドの門が開いて、座席は早く座った者勝ち制なので、座席争いが壮絶です。
しかも乗客詰め込み&道が悪くて、乗り心地も最悪。
ノミ、ダミ、南京虫に刺されるオマケ付き。

そして、窓から"亡霊"が入ってくるからと窓をあまり開けたがらない為、クソ暑い&ゲロ臭い(現地人は乗物に弱く嘔吐)という拷問バスなのです。

「亡霊なんて入ってくるもんか!」と思うのは外国人の考えであって、現地人は本当にそう信じている人が多数のようで。
アジス・アベバでは高層ビルもあり、皆オシャレな洋服を身にまとい携帯電話も使っているのに、バスの窓を開ければ"亡霊"。
いくらなんでも亡霊はないでしょ、亡霊は!
もしかして携帯電話も亡霊を通じて交信していると思ってますか?
エチオピアらしい画像:
2月16日にジンカで周辺の40近い民族が集まり"民族のお祭り"が開催されたようです。
耳や唇にお皿を入れた方や、常にMy枕を持ち歩く方、全身泥塗りの方、全裸の方、
その他諸々の民族大集合だったようです。
ああ、ジンカも行きたかったなぁー
【撮影:さっちゃん】
と、こんなバスに食当りしている状態ではとても乗れるはずありません。
「いざ、出陣!」と朝3時半に起きたけれど、已む無く断念。

数日後に再トライ!と考えていたものの、ひろみんの状態は全然良くならず、結局観光も何もせず、アジス・アベバに9泊してタンザニアに向かいました。
タンザニアの雨季が近いし、飛行機の日にちも決まっていたのでエチオピア観光は泣く泣く断念だったのです。

●エチオピアの??
窓から亡霊以外にも、エチオピアの不思議なことがあります。
エチオピアは、独自の暦を持っており、今年が西暦2000年。
町には"2000年おめでとう!"の看板やら飾りやらがあり、ミレニアムイベントも盛り沢山。
2008年2月14日のバレンタインデーが、エチオピアでは2000年6月6日の普通の日。
1ヶ月は30日だそうで、13月があるらしい、13月って何??
13月生まれの人の星座は何座か気になります。
町のどこにでも2000年の看板がありました。
そして時間が変で、なぜか6時間ズレています。
バスチケットを買ったら、日付も時間も変なので戸惑いました。
朝5時にバス座席の争奪戦と聞いていたのに「11時(=5時)にバススタンドに来い」と言われるし、お店の時計が6時間違ったりしてます。
うーんややこしい。
独自の暦だけじゃなく、独自の文字を持っているのはアフリカじゃエチオピアだけらしいので、スゴイことですけどね!

●ひろみんの病気の原因?
食当りは、パスタやピザ、ケーキが美味しくてバカ食いしたからでしょうか?
それとも衛生的にあまりよろしくないからでしょうか?
洋食、バカ食い:
パスタ、ピザ、ステーキ、ハンバーガー等の洋食が、普通に美味しい国でした♪
それらが重なったのは間違いないのですが、本当の一番の原因は、ひろみんは最初から悪名高きエチオピア観光には大反対で、小学生が登校が嫌でお腹が痛くなるように、ひろみんは観光が嫌で食当りになったのです。

病は気から。
"治る場合"と"悪くなる場合"があるんです。

それが証拠に、けんぽこが「もうエチオピア観光は諦めよう」と言った瞬間から「本当!?」と言って急に元気になりだしました。
エチオピア観光断念により、大喜びのひろみん:
ではなく、これまたジンカのお祭りにいた民族の方です。
おっぱい見えてますよー。
【撮影:さっちゃん】
エチオピアまで来る機会はもうなさそうだけど、ま、仕方ないよね。

■アジス・アベバでした事
 1. 郵便局に行って切手博物館を見た
 2. 郵便局に行って絵葉書を出した
 3. ホテル近辺でご飯やケーキを食べた
 4. 少し遠出して韓国料理を食べた
 5. スーパーでお菓子などのお買い物
 6. インターネットカフェでネット接続
以上
って、こんなの観光じゃないよー!!!!!

けんぽこは観光行けずガッカリ…、ひろみんは観光行かず万歳!のエチオピアなのでした。
あー、また来ることあるのかなぁ……。
アジス・アベバ/エチオピア
宿泊: ITEGUE TAITU HOTEL(場所:アジス・アベバの銀座通り"ピアッサ"の直ぐ近く。"ピアッサ"まで移動して現地人に聞けば誰でも知ってます。ホテル入口には"ITEGUE HOTEL"の看板のみ。) W:63B トイレ・シャワー共同
★★★★★★☆☆☆☆ 60点  宿としてはそこそこ良かったけれど、シャワーがお湯出なかったり、フロントスタッフの1人が深夜に部屋に入ろうとしてきたり、宿代を二重請求してきたりとマイナス点多数。2,3泊なら大した問題はなさそう。
物価: 水2L 4B、ネット 15B/h、ローカル食堂1品10B前後、ホテルの食堂1品20B前後、生ジュース4.5B、ケーキ2〜6B
お勧め: マキアート(エチオピアコーヒー)がメチャクチャ美味しい!必ず飲もう! あと、どのお店もケーキがそこそこ美味しいので長期旅行者ならケーキを食べよう。 もちろん日本と比べたらマズイです。 観光していないのでこんなことしか書けません……。