やっぱり疲れる?首都デリー | ||||||
2007.09.25-27
インドの首都デリー、詐欺師達の町です。 ニューデリーの駅に着いて電車を降りた瞬間から、右から左から「ハロー、フレンド!」とウザイ、ウザイ。 皆、どうやって旅行者からお金を巻き上げようかと必死です。 当然無視しますが、中には腕を掴んでくる連中もいて本当に疲れます。
日本人は『泣き寝入り』する場合が多いようで、非常に美味しいカモ? 出会った 1人は、どこか分からない場所に連れて行かれ、インド人に囲まれ脅され法外な値段でツアーを組まされていました。 本人曰く「殺されるんじゃないかと怖くて怖くて、提示されるままにツアーを組んだ。」だそうです。 もう1人は「『ニューデリー駅前』の旅行会社で脅されたが隙を見て逃げた。」だそうで、いくら他人事とはいえ非常に腹立たしい!! タクシー運転手&堂々と店を構えている旅行会社が犯罪を日常的に行い、検挙もされないとは、さすがはインド。 世界遺産もあり、そこそこ観光ができるデリーですが、今回は"ダラムサラ"への中継地点なだけなので、大した観光もせずに次へ移動です。 後日、戻ってきて観光予定ですが、ちょっと面倒くさいと思ったり……。 首都デリーは、日本がインドに政府開発援助をしているのが非常に無駄に思える場所なのです。 この状況を何とかしてよ、インド政府と日本政府! 似たような国は他にも沢山ありますけどね……。
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豪華列車の旅はサイコー!? | ||||
2007.09.24夜-25午後
ブッダガヤからデリーに向かうのに、折角だからと『ラージダーニ・エクスプレス』なる豪華列車に乗ることにしました。 前日のチケット購入時に『豪華列車だね♪』と二人でウキウキ! しかし、当日は夕方から大雨で、駅に向かう間にバックパックと洋服共にビショビショで、今までで一番ずぶ濡れになりました。 このときに気が付くべきでした、『今日は日が悪い』と……。 ビショビショで駅に着き、食堂で時間潰しをしようと食事を注文すると「食事は30分後から。今はチャイ(ミルクティー)だけ。」と言われます。 仕方なくチャイのポットを頼み、雨で冷えた体を温めました。 時間が来たので食事を頼むと今度は「カレーしかない」とのこと。 インドに入ってからカレーを避けてきたのに1週間で記録ストップ。 仕方なしにカレーを注文し、ついでにチャイを再度頼むと「Coldドリンクしかない。Hotドリンクは終了」とのこと。 さっきまでチャイ出してたやないけっ!! インド人、本当に意味が分かりません。 ええ、このときに気が付くべきでした、『今日は日が悪い』と……。 そして、私達の乗る電車は、ガヤ駅:22:58発。 何故だか22時過ぎあたりから乗車アナウンスが英語で流れない(現地語のみ)ので電車の到着ホームが分からない。 ※インドは電車の到着ホームがコロコロ変わります。 到着時間5分前にホームにあるインフォメーションオフィスにチケットを見せて「これは、何番ホーム?」と訪ねると、係員は自信を持って「1番ホーム。あなたの乗る車両はこのオフィスの目の前。変更なし!」と教えてくれました。 インド人は信用し難いですが、この駅員は身なりもキレイで感じも良く安心です。 そして、そのオフィス前で待つこと1時間。 電車は遅延しているようで全然来ない。 駅のアナウンスは相変わらず現地語のみ。
おいおい、1番ホームには何も来てないぞ、どういうこと!? 聞くと、なんと他のホームに来てて既に発車してました。 『ああ、駅員すら信用できない……』 今回は高いチケットなので無駄に出来ません。 「お前がここで待て、もう変更なしと言ったから1番ホームでずっと待っていたんだぞ。明後日、飛行機で日本に帰るんだよ!(嘘)」と文句をいうと、本人は「いきなりホームが変わったので君らを探したけど見つからなかった。」と言い訳をしだしました。 オフィスの入り口の目の前に居たので、本当に探したなら見つからないワケがありません。 その見え透いた言い訳に益々頭に来て、「嘘つくな。ここに立ってたよ。どうするんだ、責任取れ」と大声で責めました。 すると意外にも「ごめんなさい。次の列車を何とかします。」と言うではないですか。 もちろん無料で次の電車を手配するとのこと。 ああ、ゴネてヨカッタ!! しかし、今回は奮発して豪華列車にしたので次の列車まで時間アリ。 次は夜中の1時30分の到着予定。(実際には遅延して3時到着。) 夜のホームで散々待たされて列車に乗り込み3時過ぎにやっと睡眠。 Zzzzz... と、朝6時45分。 「グッドモーニング、サー! モーニングティー プリーズ♪」とお茶を飲めと揺さぶり起こされました。 お茶なんて要らないから寝かしてくれ!! しかし、彼らはお構いなし。 朦朧としながら紅茶を飲み、再び就寝。 Zzzzz... 8時半、「グッドモーニング、サー! ブレックファースト♪」 またかっ!しかも朝からインドカレーっ!!! 豪華列車、サービス良いのか悪いのか……というか、今日は日が悪い!
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大きな菩提樹の下で | ||||||||||
2007.09.22-24
仏陀が悟りを啓いた菩提樹(の子孫)がある町、ブッダガヤです。 ほとんどの遺跡が大部分を修復された偽物ですが、仏陀の悟りという背景があり世界遺産になっています。 けんぽこが10年程前に来た時は大した遺跡なんて何も無かったのに、なんとも立派な遺跡があるじゃないですか! そうなのです、なんと遺跡が造られていたのです。 修復したというレベルじゃなくて完全に造ってると思うんですけど……。
菩提樹の葉っぱ、お土産で売っているのでそこに使われるのでしょうか? 落葉くらいあげればいいのにね。
ご利益あるのかバチあたりなのかは分かりませんが、"本のしおり"にでもしようかと♪ 滞在中、ずっと雨で菩提樹の傍で座禅したり瞑想したりしている各国のお坊さん達を見れなかったのが残念でしたが、そのうちまたこの場所で悟りを啓くお坊さんが現れたり? 独断と偏見による世界遺産評価: ☆☆☆ (※☆5つが最高) = ブッダガヤと遺跡群 = 仏陀が悟りを啓いた場所&菩提樹(の子孫。4代目)、その周辺の遺跡がありますが、遺跡はほとんど修復されたもので現代の建造物だと思います。 菩提樹は狭い場所に生えていて窮屈そう。 それでも、ありがたい場所には間違いない! しかし『悟り』って何なんですかね? 誰か教えて、偉い人! ということで、"活き仏"であるダライ・ラマ14世に逢うために、次はダラムサラを目指します☆ 「悟りってなに?」、ダライ・ラマは悟っているのでしょうか??
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ガンジス河でバタフライ!? | ||||||||||
2007.09.17-22
ヒンドゥー教の聖なる河、ガンガー(ガンジス河)。 その河が流れる場所の中でも特に聖地とされているのが、ここバナラシ(最近の正式名称はバラナシらしい)。 バナラシのガンガー沿いには60以上のガート(≒沐浴場)があり、観光客とインド人でいつでも賑やか。 聖地の中の聖地ってことで、ここには沐浴をするインド人が沢山。 それを見に来る観光客が沢山。 それらの客目当ての商売人も沢山。 ってことで、町中どこに行ってもゴチャゴチャしてます。 中央のメインガートに行けば、物乞い、野良犬、物乞い、旅行者、物売り、物乞い、一般人、物売り、物売り、一般人、野良犬って感じで、"物乞い"と"物売り"の方が観光客より多いやんけっ!! ガートでボーっとしようにも次から次と"物乞い"&"物売り"がやってきて休まる暇がありません。 むむぅ。。。インド人達よ、頼むから寄ってくるな! ●万能ご利益ガンガー ヒンドゥー教の教えでは、ガンガーに遺灰が撒かれれば、またこの世に生を受けるらしく、死後、遺灰をガンガーに撒かれることがこの上ない幸せのようです。 なので、火葬場も河の直ぐ横にあったりします。 子供の場合は焼かれずに布に包んで石の重石をつけて河に沈めるようで、たまに浮いてきてプカプカと河を流れていたり。 実際に流れる赤ちゃん(顔パンパン)の死体を舟から見てしまい、ちょっと憂鬱……。 そして、ガンガーは、『沐浴するだけで今まで犯した罪は浄化される』というスゴイ効能もあります。 沐浴するだけで罪の浄化!と聞けば、やらない手はありません。 ということで、ガンジス河でバタフライ!! ……なんて、そんな事はするハズも無く、つま先を入れただけで終了。
水泳後、ワキとマタがカブれ、4日ほど水下痢になったので、ガンガーに浸かるのは2度とゴメンなのです。(へたれ) インドでの"現世の罪の浄化"は出来ませんでしたが、チベットで浄化したからOK!(参照:聖地中の聖地、カイラス山) そんな話はさておき、朝日を浴びてガンガーに祈りつつ沐浴するインド人達は美しい。 しかし、あんな汚い河のどこが聖なるモノなのか? 動物の糞尿、生活排水、そして死体エキス満載な水。 さすがに飲みはしないものの、その水で口をゆすぐのはどうなの? 汚い水だからこそ、ご利益があったりして? もしかして、ある種、苦行なんですか? 日本人が真似したらイッパツで水下痢の確定かと……。
●生と死の町? ここバナラシでは「生と死がうんぬん。神秘がうんぬん。」と言う方が本当に沢山います。 ご飯屋に行けば、誰かしらが「生が死が…」なんて会話を耳にしたり、ガンガーのボートに乗れば必ず「火葬場の前を通る」のが売り文句。 死体焼いているのを遠巻きで見るのが観光というのはどうなんでしょう? 『こんな町で「生と死がうんぬん」という連中は浅い、浅過ぎるよ……』と思いつつも、通り掛りの日本人に『ここは生と死が混ざり、神秘的で地球じゃないみたいだ』なんて話しかけられたりして、『本当、神秘的ですよね』と返答してしまった"けんぽこ"でした。 『バナラシには生と死が混沌としている』なんてよく言われますが、『バナラシは物乞いと物売りが混在している』が正解ですよー。 犬、犬、ヤギ、猿、牛、牛、牛、人、人、人、人。 疲れるけれど、何故だか楽しい不思議な町。 この町の喧騒は、きっと10年経っても変わらないハズ。 バナラシ観光レポートは 【ひろみん日記】:インドカレー放棄に挑戦中!からどうぞ!
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インド入国、詐欺師達の町! | ||||
2007.09.17
ネパールとインドの国境の町:スノウリ、ここからバナラシまでバスで移動することにしました。 この国境の町、詐欺師だらけでバスに乗るだけなのに散々翻弄されました。 皆、自分のミニバスやジープに客を取りたいため、嘘をつきまくるからです。 ●本当のことを教えて 私達の考えていた移動予定は『インド入国後、イミグレ目の前から8時半発のツーリストバスで直接バナラシに移動』でした。 朝7時過ぎにインド入国、 うーん、いきなり"物乞い"も"しつこい物売り"も「ハッパ、ハッパ」と"怪しげな男"も増えました。 もうウザさ5倍増。(ネパール比) さて、イミグレ周辺で周りのインド人に"バナラシ行きのバス情報"を尋ねると下記のコメントが集まりました。 どれが本当で、どれが嘘でしょう? 1.ツーリストバスは週3便(曜日不定)で今日は運行せず。 回答: 1.だけが本当 なんと、国境のイミグレの係官のみが本当で、あとは全て嘘……各コメントの後には、『なので、この車で移動しろ。料金xxxルピーだ。』と続きます。 ●詐欺の被害 国境で一緒になった女子大生2人組みは"2."のおっさんを信じて、言い値の300ルピー(ボッタクリ)を払った挙句、偽バスに乗せられてゴラクプルでバス運行終了となりました。 ゴラクプルまでは高速ジープ(値段高め)でも"100ルピー"しか掛からない距離なのです。 個人貧乏旅行で遭遇するインド人は、こんな連中だらけで……。 "けんぽこ"はボッタクリが大嫌いなので、そのおっさんとは交渉決裂し、女の子達と別れてローカルバスを探したのですが、これが幸いにも大正解☆ 仏陀巡礼をしているカンボジア人のお坊様(ヒンドゥー語ペラペラ)と共に"自称バナラシ行き"のガバメントバスに乗り込み、途中乗り換え(次のバスでバナラシまでのチケットを必ずもらうこと!無いと後でモメます。)&長時間移動で非常に疲れたものの、当日中にバナラシに着きました。 お坊様のお陰で料金もローカルプライスになったしで「人間万事、塞翁が馬」、「インド人万事、左脳が馬鹿」なのです。 『拝啓 母さん、インドには魔物が棲んでます。』 さぁ、入国の小手調べはこんなものでしょう。 これからしばらくインド満喫です♪
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