仏陀の生まれた地
2007.09.15-16
世界遺産ルンビニ。 ここは仏陀が生まれた場所なのです。
生まれた瞬間に歩き、天を指差し「天上天下唯我独尊」と言ったことはあまりにも有名ですが、きっと嘘。
そんな赤ちゃんはイヤだ。 ばぶぅー!

さて、ルンビニにはお寺しかないのにかなり広いので自転車を借りての観光です。
到着の翌日朝8時から観光しました。
自転車の背が高く"ひろみん"が乗れなかったので二人乗りでラブラブ観光☆
自転車で観光:
画像の通り、野原ばかり。
がしかし、仏陀の生まれたらしい場所(入場料50Rs.)は小さな遺跡が残っているのみで、ショボイ、ショボ過ぎる。。。。あまりにショボ過ぎて写真を撮り忘れました。
感想はまさに「これが世界遺産なのか…。」
ルンビニのシンボル?『平和の火』
24時間消すことなく灯しているそうです。
中央の黒い台は直径50cmくらい。
これまたショボイ。。。
タイ、カンボジア、ミャンマー、ベトナム、スリランカ、ドイツ、フランス、スイス、日本、中国、その他いくつか各国のお寺があり、その建物の特徴を見て回るのが今まで行った国の建物を思い出して結構楽しかったですが、それも1時間ちょっとで終了。
博物館もありましたが、全く興味が持てず入らず。
全部で2時間ちょっと、お昼前には観光が終了してしまいました。
各国のお寺:
それぞれ特徴があって面白い。
熱心な仏教信者なら各国のお寺をお参りして時間も掛かるかもしれませんが、普通の人には半日あれば十分すぎる?
何ともトホホな世界遺産なのでした。
仏陀が生まれてなければ野原になってた場所でしょう。

独断と偏見による世界遺産評価: ☆  (※☆5つが最高)
= ルンビニ =
仏陀の生まれた土地ということで世界遺産に認定されているのでしょうが、仏教徒以外は観光する価値は低い?
各国のお寺を見て回るのは"お寺展覧会"のようで面白かったです。
全く期待せずに行くのが大正解。


●ポカラからの遠い道のり
このトホホな世界遺産、ポカラから移動してきたのですが、その移動がまた何とも……。
ポカラで宿泊した"Green View Guest House"でツーリストバスと言われ買ったバスチケットが、実はローカルバス。
しかも途中乗り換えを3回もする羽目に!!(普通は直行バス)
どのバスもルンビニへの町:バイラワへ行くと言いながら途中で「はい、ここで終了。あとは別のバスで移動してね。」という有様。
インドに近づくにつれ、段々インド人だらけになってきて商売人は皆嘘つきだらけになってきてます。
幸い、次のバスへの乗り継ぎはバスの運ちゃんが指示してくれたので問題なく乗れましたが、最後に乗ったバスは目的地手前2kmあたりで運行終了。
そこからは自分でお金を払っていけという話になり、結構モメました。
すると返金として5Rs.(10円)を渡してきます。
その対応に腹が立ち、お金を突っ返して再度モメるも、結局「バスが違うし責任ない」と言い逃れで終了。
仕方なくリキシャーを捕まえればここぞとボッテくるしで最悪です。
『インド人、死ね!』
"けんぽこ"が10年前から抱いていた熱き思いが沸々と再燃焼。
今回でインドは3回目ですが、毎度「インド人、死ね!」と思わされます。
稀に良い人も居ますが本当に稀で、これから先のインドが思いやられます。
「ああ、いつの日か、インド人がこの世からいなくなりますように!」と真剣に祈るも、中国を越えて世界一位の人口になる日も近いようで……。
現時点で既に世界中の人を集めたら5人に1人はインド人、もう1人は中国人です。
「世も末ではないか」と、仏陀の生まれた地を前にして思うのでした。
ビバ、インド人!!愛の国ガンダーラはどこ?

●韓国寺最高!
ルンビニでは、いくつかのお寺で宿泊ができるということで、その中でも『ここが一番!』と旅行者から評判の高い韓国寺に泊まりに行きました。

韓国寺では、お経の強制参加もなく、ご飯3食付、キムチ食べ放題!!
部屋は男女別の3人相部屋で広々。床にお布団を敷き、洗い立てのシーツを掛ければ極楽極楽。
蒸し暑く寝苦しいもののかなり快適な場所でした。
宿泊費用はお布施という形で値段の指定もなく(私達は2人で150Rs.(300円)払いました。)、自転車の貸し出しも良心プライス(一日50Rs.)。

ルンビニの宿泊は韓国寺で決まり!
韓国寺の男女別3人相部屋:
広くて快適☆

●ああ、またか。。。。
午前中に観光終了したので、その日にインドの国境まで移動することにしました。 国境まで25km程、1時間半もすればインドとの国境の町:スノウリに到着です。

韓国寺を後にしてルンビニのメインゲートに移動すると「本日はストライキでバスの運行ない、リキシャーしか移動方法ない」とリキシャーのオヤジが言い寄ってきます。
「お前達には騙されないぞ」と思い無視していると、次から次へと皆同じことを言って近寄ってきます。

え?本当にストライキしてる!? マジですか……。

バスは来なくとも何か来るだろうと待っていると、30分程して、身なりのキレイな上品なインド人旅行者が登場。
「何かしら車が来るからここで待ってた方が良い、一緒に行こう。」と教えてくれました。
稀にいる良いインド人と遭遇♪

結局、午後1時から3時間待ち、午後4時に"乗り合いジープ"がきました。

ネパールでは頻繁(週1回)にバスのストライキがあるそうで、今回はそれにも遭遇。
ネパールでの移動はツイてないような……。
ルンビニ/ネパール
宿泊: 韓国寺  男女別3人ドミ。料金はお布施。私達は2人で150Rs.払いました。
★★★★★★★★★☆ 90点
※3食付でご飯食べ放題。 キムチ美味しいし、部屋も快適!
物価: 水1リットル15Rs.、自転車レンタル1日50Rs.、韓国寺⇒メインゲートまでのリキシャー50Rs.
お勧め: 韓国寺のキムチ&お茶


曇りの空とヒマラヤと
2007.09.12-15
湖とヒマラヤ山脈の町、ポカラです。

連日曇りで空は真っ白、夕方&深夜には大雨が降ってます。
雨季はもう終わりって聞いていたのに、全然終わって無いじゃん!!

空に浮かぶヒマラヤの山々を眺めることが目的なのに雲しか見えず……。
曇り空のヒマラヤ山脈:
標高7000m級の山々、全く見えません……。
快晴だと山々が空にぽっかりと浮かび上がって見えるらしい。
雨季で湖も茶色に澱んでいて汚いし、ちょっと時期が悪かったようです。
例年よりも2週間以上雨季が長引いているようでこんなところにも異常気象?

日程に余裕がないのでヒマラヤは見えず仕舞いで次へ移動であります。涙。
(※ダラムサラ(インド)に9月末までに移動したい)

早く雨季が終わりますように……。
近郊の観光ポイント:Devi's Falls (滝)
雨季の増水で迫力はありましたが、何か物足りず。
この近くにある"鍾乳洞"はあまりにショボ過ぎで写真撮り忘れる程でした。
やはり空に浮かぶヒマラヤ山脈が一番なのでしょう。
ポカラ/ネパール
宿泊: Green View Hotel(ダムサイド) Twin:200Rs.(トイレ・シャワー付き)
★★★★★★★☆☆☆ 70点
※部屋はそこそこ良いが、経営方針はNG!"ローカルバス"を"ツーリストバス"と偽り、高額で売ってます。
物価: 水1リットル15Rs.、自転車レンタル1日50Rs.、ネット50Rs./1h(激遅)、日本食定食120Rs.前後
お勧め: 自転車でプラプラとポカラ散策


愛と青春の日本食
2007.09.01-11
長かった中国、何だかんだと3ヶ月半、やっと中国を抜けました。
中国人の行儀悪さとずうずうしさに呆れつつも楽しい旅行が出来ました。
さらば中国、ありがとう中国! 目指せ、北京オリンピック大成功!

ということでネパールはカトマンズです。
例年8月末には雨季が終わるらしいのですが、今年は長引いているようで9月に入っても連日の大雨。
観光しようにも、雨でナカナカ観光できず、連日、食べることに精を出しておりました。
何しろカトマンズのタメル地区(旅行者のたまり場)には"美味しいご飯屋"が沢山ありまして、泊まっている宿の周りだけで日本食屋が8軒もあり、「どこで何を食べよう♪」と連日毎食大忙し。
お寺や町を見ることよりも日本食を食す事こそが観光!

この10日で食べた日本食を上げると、すき焼き、サバ塩焼き、しょうが焼き、クリームコロッケ、カツ丼、親子丼、砂肝串焼き、おじや、カツカレー、卵カレー、そうめん、豚ニラモヤシ、肉じゃが、カラアゲ、餃子、茄子味噌、大根納豆パスタ、その他諸々。

"けんぽこ"の誕生日は、もちろん"すき焼き"でお祝い♪
お茶を飲んでは「おい、母さん、茶柱だ。」「わぁ、本当。きっと良い事起きますね。」と、もう古き良き日本の家庭のようです。
ホカホカご飯にお塩をふりかけただけでも涙が出る程美味しくて感動できました。
誕生日は、すき焼き♪
古き良き日本文化、万歳。
牛肉がイマイチなのですが、十分美味しぃー!
「ああ、これぞ日本!」と"すき焼き"を4回も食べ、「インドよりも日本のカレー」とカレーライスに日本を偲び、インスタントラーメン卵入り(味噌味)を食べては「インスタントラーメンの発明の父は日本人!」と大騒ぎ。
本当に日本人で良かったと実感です。

雨季にも負けず、蒸し暑さにも負けず、東にウマい"アンパン"あれば、行って貪り食い、西に煮込まれた"すき焼き"あれば、行ってお肉を頬張り、南にラーメン屋があれば、行って「麺はカン水を入れた方がいい」と言い、北にうどんやカレーがあれば……以下省略。

ああ、日本万歳!!

カトマンズ滞在10日も過ぎて何やってるんだか。
やっと雨季も終わるようなので、ちゃんと観光しないとね。
ボチボチと観光:
クリシュナの誕生日の日、女性達は皆真っ赤なサリーをまとい、
クリシュナの寺院を参拝していました。
寺院の周りが赤一色で美しかったです。。
カトマンズ/ネパール
宿泊: Siesta Hotel(タメル地区) D:125Rs.、Twin:300Rs.(トイレ・シャワー付き)
★★★★★★★☆☆☆(80点) 部屋キレイ、快適!!
※部屋代、かなり吹っ掛けてきます。英語の話せない高齢の日本人に「1人500ルピー、値引き不可」と言ってたのには幻滅。
物価: 水1リットル10Rs.、トイレットペーパー20Rs.、ネット20Rs./1h、日本食定食200Rs.前後
お勧め: 藤ベーカリーの"あんぱん"(絶品!)(パタン地区にお店あり) 毎週水曜14:30から"タメル地区"へ出張販売アリ。