『おい、ひろみんが全身ジンマシンらしいぞ。』 『そりゃ大変だ!って、それは俺のチキンだ、こっちによこせっ!』 |
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忌まわしのニューデリー |
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2007.10.21-24
ガンゴートリーの後、リシュケシュ経由でデリーに戻ってきました。 と、そこでハプニング。 リシュケシュのローカル食堂のカレーに食あたり!? といってもお腹を壊したわけではなく、今度は"ひろみん"が全身ジンマシン。 なんと、生まれて初めてのジンマシンで、祝・ジンマシン☆ 混沌の国インドよ、初ジンマシンをありがとう!!(怨)
こりゃ大変!ってことで、今回、旅行に出てから初めて医者に行きました。 ニューデリーのメインバザール、宿の近くのお医者さん。 宿のおばちゃんが「OK,OK,Good Dr.」と言うので安心してGO!
助手(?)が先生の携帯に電話を掛けて電話での問診です。 2,3質問をして、1時間後にまた来いとのこと。 そして、1時間後。。。。。。先生、まだ来てないよ!! その後、30分近く待ってようやく登場するも、診察は5分ほどで終了。 先生の判断は"アレルギー"ですが、「血液検査をした方がいい」「注射を打った方がいい」と勧めてきます。 アレルギー用の薬を処方してくれれば良かったので、注射や検査などは丁重にお断りしました。 宿に帰ると日本語ベラベラの宿の息子が「あなたの行った医者悪いね。なんで僕に相談しない。お金いくら掛かった?」と言ってくる。 いやいや、相談しようと思ったら、あんたどこかに行って居ないし、あんたのお母さんが「OK,OK,Good Dr.」と言ったんじゃ!! どうも私達の行った医者は外国人には大げさな話&治療をしてお金を巻き上げるらしい。 他の旅行者が被害にあった話(点滴1本3万円、風邪で強制入院,,,etc)を聞きました。 注射しなくて良かったー、危ない危ない。 しかし、私達が支払った診察代(500Rs.)も薬代(850Rs.)も高過ぎで、マトモな医者なら全部で300rs.も掛からないそうで……むむむぅ。 ああ、医者すら信用できない……インドってス・テ・キ♪ そして、この息子の極めつけの台詞 「僕が見ても食べ物アレルギーって分かるよ。 薬屋でアレルギーの薬買うだけ、50Rs。 医者いらない。」 肝心なときに居ないくせにウルサイ!笑 息子の話では、雨季後のインドは、インド人でも食べ物によるジンマシン発生が多いとのこと。 なるほどね!地元人でも発症するくらいなら、私達じゃ確実ノックアウトでしょ。 体温が上がると非常に痒くなるため、状態が良くなるまで(24日現在、まだまだ完治せず)、数日は何もせず宿でノンビリです。
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雪山で死亡しちゃダメでしょ |
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2007.10.17-19
はーるばる来たぜガンゴ〜トリ〜♪ってな感じでリシュケシュから2日掛けて、やってきましたガンガーの最上流地! ●ガンゴートリーへ至る道 リシュケシュからガンゴートリーへ、初日はウッタルカーシーという町で宿泊し、翌朝のバスでガンゴートリーへと向かいました。 本当はリシュケシュからガンゴートリーまで一気に移動したかったのですが、適当なインド人にやられ直通バスに乗れませんでした。 出発前日にリシュケシュのメイン・バススタンドの【チケット売り場】でガンゴートリー行きのバスを確認した所、「ガンゴートリー直通は無い。ウッタルカーシーで乗り換えが必要。そのバスは朝6時半にここから出発。切符はバスで買って。」との事。 チケット売り場のオヤジのいうことなので信用して帰りましたが、これが間違いの元。 当日6時にメイン・バススタンドへ行き「ウッタルカーシー行きのバスはどれ?」と周りに聞くも、誰もが「ウッタルカーシーはローカル・バススタンドから発車。ここには来ない。」というではないですか! ああ、チケット売り場の人間も信用できないのね……。 仕方なくローカル・バススタンドに移動。 ローカル・バススタンドに着き、バスを確認すると「無い」と聞いていたガンゴートリー直通バスがありました。 しかし、早朝5時30分発の1本だけで既に発車済み。 幸いに午前8時発の"ウッタルカーシー"行きがあったのでそれに乗ることに。 バスは道すがら乗客を乗せては降ろし、約8時間掛けてウッタルカーシーに到着しました。
そして翌朝、ガンゴートリーに向け出発。 この道がとても美しい風景の連続で、真っ青な空、ヒスイ色に輝く川、遥か前方には真っ白なヒマラヤ、目前は緑の山々に紅葉がチラホラ。 バス1台がやっと通れる山道をノロリノロリと約6時間半。 飽きることなく風景を堪能しました♪
●ガンゴートリーに到着! 素晴らしい風景を堪能し、これ以上に素晴らしい風景が見られるというガンガーの源流に期待は高まるばかり。 ここからガンガーの源流、氷河が溶けてガンガーとなる場所(ゴームク)までは徒歩18km。 行くぜゴームク!!! と気合を入れるも、宿のマネージャー曰く「ゴームクへの入山ゲート閉じてる。2,3日待たないとダメ。」とのこと。 え? 何で? 閉山はまだでしょ? マネージャーは「雪が降ったから今は入れない。数日ホテルでノンビリすればいい。」と言います。 その『数日ホテルで滞在が必要』という事が妙に胡散臭くて、町中で他にも聞きまくりました。 すると1人の自称ガイドが「ゲートは許可証が無いと入れない。許可証はウッタルカーシーで取れるが、コネとお金が必要。」との事。 「コネとお金?えー、これも胡散臭いなぁ」と思いつつ、更に話を聞くと……。 ●なぜに入山禁止なの? それは遡ること2週間前、ロシア人グループが許可証無しに入ってはいけないエリアへ行き、そこで降雪⇒帰れず3人が死亡。 山は既に真冬で極寒です。 きっと道に迷って凍死したのでしょう。 この事が原因で外国人は入山禁止になったようで、その為にここに来た観光客は皆足止めを食らっているとの事。 ガイドも「数日待てばゲートが開くかもしれない。」と言います。 しかし、実際にいつ開くかは誰も知りません。 誰もゲートまで確認しにいったわけではありません。 仕方が無いので、翌朝に入山ゲートまで行って確かめることにしました。 ゲートまでは町から山道を2kmの距離。 電話などで確認できないので、ゲートまで歩いていくしかありません。
しっかりと門番が見張っていて通してくれません。 しかし、後から来たインド人は門を開けてもらってスイスイと入っていきます。 外国人だけNGなのですね……。 門番に「明日か明後日にはゲート開くの?」と聞くと「もう今年は外国人は入山禁止。来年に来い。」と言う。 デリーからここに来るだけで2日以上掛かるのに何をいってるんだか!? 「ゴームクに行きたいだけだから何とか入山させて。」とお願いするも「政府の指示だから無理。来年来い。」とその後の会話は無視。 キーーーーーッ! ゴームクまでは1本道で迷うことはない&凍死する程の寒さでもないらしい。 しかし、そこから許可無く、更に奥へ進んで死んじゃったロシア人達が出たため「外国人の入山禁止」にしたようです。 『入山させて、また死なれちゃ困る』って事なのでしょう。 なんともタイミングの悪いこと。 っていうか、数日待ってても入山できないじゃん!!! 危なく騙されて無駄に滞在するところでした。 しかし、コネとお金の話は本当で、アメリカの富豪がヘリコプターをチャーターしてネパール・インド6週間の旅行をしているらしく、彼ら2人だけはゴームクへ行けたのでした。 軍隊が道を封鎖して送り迎えする程の方のようで、お陰でこっちはバスが途中で止まり、重い荷物を背負って町まで1km程歩く羽目になりました。 まったく、いい迷惑です。 コネもお金もない私達は、氷河が溶け出ている所は見れず仕舞いでガンゴートリーを後にするのでした。 ああ、ガッカリ。
やれやれ。
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ヨーガで神秘体験!? |
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2007.10.10-16
ダラムサラでヨガ教室に行った"ひろみん"の「もっと、ヨガやってみたい!」との発言に、折角だからと『ヨガのふるさと』と呼ばれる"リシュケシュ"までやってきました。 ここはガンジス川も流れており、沐浴するインド人もよく見かけます。 バナラシとは違って"水がキレイ"なので、ここなら誰でも安心して沐浴できそうです。 このリシュケシュ、『その昔ビートルズが修行をした場所』らしく、ヨガ好きじゃない人にも結構有名な様子。 私達は全く知りませんでしたが、"ビートルズがヨガ修行"って事自体がなんか笑えます。 この修行以降、ビートルズの曲にはインド楽器(シタール等)が使われたりしているそうですが、これは修行の効果と関係ないんじゃ? ●アシュラム=ヒッピーの宿? 町には"アシュラム"と言われる『修行所 兼 宿泊所』がいくつもあり、私達もそのうちのひとつに宿泊。 早朝に瞑想、朝・夕にヨガ、夜には瞑想orヨガ談話のヨガ三昧の所です。
インドや東南アジアでよく見かける格好ですが、この町で見る旅行者の殆どが似た感じでちょっと不思議。 ヨガ好きのファッションというか、ヒッピーファッション。 ハッパ(マリファナ)を吸うのが好きな人も多いようで、アシュラムはちょっとしたヒッピーの集合場所って感じも。 ひろみんは宿泊しているアシュラムのヨガ教室には行かず、女性に人気があるというヨガ教室に通ってます。 けんぽこは食べ物にあたり全身ジンマシンが出て運動はお休みで、散歩&部屋でゴロゴロ。 ゴロゴロしているとどこからともなくケムリがモクモク……ヨガやってハッパ吸って、健康なんだか不健康なんだか……。 ●上級ヨガ=苦行? ヨガポーズのひとつに"上向きで寝そべるポーズ"があるのですが、そのネーミングが『死体のポーズ』。 わざわざ『死体』って名付けるあたりがヨガらしい? 今回初めて知ったのですが、ヨガは様々な変わったポーズをするだけでなく、右の鼻から水入れて左の鼻から水出したり(鼻の掃除?)、細い布を飲み込んで、それを引っ張り出したり(胃と食道の掃除?)と、『これもヨガ!?』と思うような行為もあるようです。 これまた健康なんだか不健康なんだか謎ですが、布を飲み込んでまた出すなんて、その光景はちょっと怖そうです。
リシュケシュは『ヨガのふるさと』というだけあって完全ベジタリアンな町で、町中どこにも"肉"がないし、"卵"すらなし、ついでにお酒も一切なし。 しかーし、どうやらハッパはOKのようで、その発想が理解できません。 ハッパは植物なのでベジタリアン!? むむむむぅ。 道を歩けば誰かしらから「ハッパ?ハシシ?」と声が掛かります。 ハッパなんてどうでもいいから、肉と酒を持って来ーいっ!! 肉食べて、適度にお酒を飲んだ方が健康に違いない!
宿泊しているアシュラムの庭やテラスでは、輪になって瞑想していたり、目をつぶりなから皆で歌っていたりと、ちょっと怪しい。 こういうのが心地良い人も居るのだろうけれど、私達には微妙。 瞑想もヨガもハマれば段々こうなっていくのでしょうか? マネゴトをしているだけの私達にはよく分かりませんが、もしかしてヨガで神秘体験できるかも!? 何だかんだと適度にヨガを楽しんだので、次へGO!
ヒンドゥー教に深く根差すガンガー、その始まりには何があるのでしょうか。 氷河までは結構厳しい&既に気温は真冬並みだそうで、はてさて。
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It's a Small World! |
2007.10.09
アムリトサルの黄金寺院で打ち上げ花火があるということで、1日延泊して花火見物しました。 次への電車のチケットを買った後に知ったのでチケットをキャンセルしての延泊です。 夜の黄金寺院は電飾でピカピカで、見た目はまるでディズニーランドのようで、電飾が点滅して"寺院の屋根"が回転しているように見えたり、少しづつ照明の色が変わったりと芸も細かく楽しい。 こんな黄金寺院で"打ち上げ花火"があるのですから、これは見逃すわけにはいきません。 毎年10月9日は、シーク教の聖人の誰かの誕生日らしく、朝から寺院はお祭り騒ぎ。 お菓子やお茶の無料配給所も臨時で出来て、寺院の中は超満員でした。 花火の様子、今回は久しぶりの動画にて。 BGMがお経みたいな点を除けば、まるで遊園地でしょ? ターバン巻いた人だらけだし、まるでディズニーランドの「It's a Small World」のようです。 ♪世界は〜丸い〜、世界は〜ひとつ〜♪と言われているような? 世の中は狭くないけれど、ひとつの世界で皆仲良く生きていければね。 シーク教の黄金寺院は楽しくてステキな聖地なのでした。 |