バックウォーターツアー!
2007.11.27-28
南インド、ケララ州のイチオシ観光『バックウォーターツアー』
ツアーと言ってもタダ単に船で椰子の木に囲まれた水郷地帯を移動するだけ(昼食休憩あり)なのですが、なかなか素敵な移動でした。
これがバックウォーターツアーの船。
早めに乗船したのでデッキの席を確保できました。
インドを南下中なので、"アレッピー(バックウォーターの中心の町)"から"コーラム(バックウォーターツアーの出発点)"へと逆ルートで移動です。
船は4社で共同運航をしているようで、チケットはアレッピーのどこで買っても誰から買っても同じ船になるようです。
なので発着所近くにある「D.T.P.Cオフィス」で買うのが一番確実と思います。(価格:300ルピー。途中乗り降り自由。有効期限無し。)


こんな感じで椰子の木に囲まれた水郷地帯を船は進んでいきます。
インドで最も南国的な風景が見られる場所のひとつです。
移動初めは右見て左見て写真撮ってと忙しかったのですが、
そのうちに全く変わらぬ風景に飽きてきて……。
バックウォーターの移動は半日で十分かもしれません。
コーチンで出会ったフランス人の方に「バックウォーターの途中にある"アムリタプリ"という場所が興味深い。アシュラム(修行所)もあるし安く滞在出来るよ。」と聞いていたので、見て良さそうだったら下船して滞在してみようと話していたのですが、椰子の景色にも飽きていた夕方4時頃、前方に今までと違う風景が……。
椰子の林の中にデデーンと高層建築が!
こんな背の高いビル、インドでは大都市以外で見ることがありません。
大都市ですら滅多に見ない大きさです。
なのに、椰子の木しかない場所にいきなりビル。

「もしかしてあれがアムリタプリ?」と船員に聞くと「Yes」の返事。
『これは面白そう!』と勢いで、船を止めてもらって下船しました。

しかし、私達以外は誰も降りなかったので、もしかして失敗?
むむむっ?

降りてから判明、なんとこの建物こそアシュラム(修行所)で宿泊施設はここしか無いのでした!
船を下りた所からの撮影。
この先、撮影禁止になったため、アシュラム内部の写真はありません。

●アンマとその協力者達
今回ここに来て初めて知ったのですが、インドだけでなく世界的に有名な女性アンマさん。
彼女はヒンドゥ教徒なのですが、彼女の信じる神様は"愛"とのことで、全ての生物を平等に思い、民族・宗教の関係無しにインドを中心に世界中で慈善事業("マータ・アムリターナンダマイー・マート"と言う世界規模の非営利組織がある)を行っています。

アンマさんの有名な活動として、彼女に会いに来た人を誰隔てなく話を聞き、ギュッと抱擁する事があるのですが、抱擁の儀式(ダルシャンというようです)には何万人もの人間(時には動物も)が会いに来るらしく、全員を抱擁し続けるのは非常に大変な事だと思います。
その彼女の指示の元、非営利組織が世界中で慈善事業を行っており、その資金力は莫大なようで、活動規模が物凄い。
説明が間違っていると何なので、興味のある方はこちら(日本語のホームページ)

「世界を救えるのは宗教でも何でもなく愛のみ。」と言うのにはビックリ。
そんな彼女なので信仰の対象になっており、神様として崇められているのですが、当の本人は「神様でもなんでもない」と言っているようで更にビックリ!!

へー、こんな人がインドには居るのね!
インド嫌いの日本人(けんぽこ)も本当にビックリの方なのでした。

私達が降りた場所は、そのアンマさんの本拠地。
民族と宗教を越えて奉仕を行うその姿勢に賛同した協力者が世界中から集まる場所だったのです。

皆、全身白い服を身に着け、物静かに瞑想したりアシュラムでの奉仕活動をしたりと、旅行気分で来た私達は浮きまくり……。

「ヤバイ所に来ちゃったね、どうしよう?」と顔を見合わせたのでした。

●意外にも快適!? アムリタプリのアシュラム
受付でパスポートを預け、宿泊の申し込み。
1人1泊150ルピーで3食&2回チャイ(インド紅茶)付き。
普通は他人と相部屋のようなのですが、私達は夫婦なので一緒の部屋で貸切にしてくれました。
しかもラッキーな事にアシュラムで一番高いビルE棟の最上階の16階!
部屋は狭くて簡素な作りでしたが、非常に清潔感があり、マットを敷いてそこに寝るスタイル。
アシュラムにしては良すぎです。
地上16階の部屋。
狭くて簡素だけれどもキレイに掃除されていて快適でした。
窓の中央上部にアンマさんの写真が飾ってありました。
そして、部屋の窓からはアラビア海が見え、なんと真正面に夕日が落ちるではないですか!
ビルの端にあるテラスからは180度、地平線まで続く椰子の木で、こんな景色見たの初めて!
超高級ホテルですら、ここの絶景に勝る所はなかなか無いのでは?
部屋の窓から見たアラビア海に沈む夕日。
時期が良かったのか、真正面に夕日が沈みました!
写真では撮れませんでしたが180度見渡す限りの水平線。
地球が丸いのが非常によく分かりました。



地平線180度見渡す限り一面が椰子の木。
こんな景色は初めて見ました。
アシュラムの中には各種売店、軽食店、レストラン、図書館、ネット(無料)、プール、洋服の仕立て屋まで揃っており、アシュラムから一歩も出ずに何不自由なく生活できる感じです。

これはもう長期滞在しかないっ!と大興奮。

しかし、一泊した翌日の朝、無料のご飯を食べに行った所で熱心な協力者(西洋人)に声を掛けられ、ちょっと希望しない方向に……。
それは「奉仕活動をしませんか?」と言うもの。
事実、アシュラムの運営は奉仕活動で成り立っており、奉仕活動無しには存続は難しいのだと思います。
「アンマの思想の元、奉仕活動をしてみませんか?」とお誘いを受けると断りづらい雰囲気です。
無神経なけんぽこが「今日は予定があるから無理。また明日ね。」と答えると「それじゃ、また明日!」と爽やかに去っていきました。
ここに居るほとんどの人は奉仕活動をしているし、やはり旅行気分で来た私達とは全く違う……。

そして午後、アシュラムのカルチャーセンターで周辺のバス事情を聞こうと訪れたら、そこに日本人女性が居ました。
「ここに来て2年。日本で言う出家のような感じです。」と語る彼女は、アンマさんの奉仕の心に惹かれて出家(?)し、このアシュラムに住んでいました。
話を聞くとアシュラムにはもう1人日本人が住んでいて、その人は7年も住んでいるとの事。
「日本人が来るのは年に数人」との事で、私達との日本語での会話を楽しんでくれたようですが、そんな彼女もやんわりと「奉仕」を進めてきます。
"奉仕の精神"は非常に素晴らしく頭が下がるのですが、私達にはちょっと……。

部屋は居心地良いし、何でもあるしで長居しようと思っていましたが、やはり申し訳なくて何となく居心地が悪く、次の日の朝に出発する事にしました。
途中下船した船のチケットは何日でも有効なので夕方来る船に乗ってコーラムに移動でも良かったのですが、朝にアシュラムの裏からバスが出るのが分かったので、船のチケットを捨てて翌朝早々に出発しました。
アシュラム裏のバススタンド。
ここからコーラムへと向かいました。
朝8:30〜16:30まで、1日6便あり。
旅行気分で訪れるのは申し訳ない場所でしたが、高級ホテルも敵わないような絶景を見に1泊くらいするのは如何?
気が向けば奉仕活動も是非!
そして日本人滞在者の方とのお話も。

アムリタプリのアシュラムは、私達にとっては少し不思議な空間なのでした。
アレッピー/インド
宿泊: KIRAN LODGE(場所:バススタンド前の道を西へ、最初の道を左に曲がり500m程行った左側) W:200Rs. トイレ・水シャワー付き
★★★★★☆☆☆☆☆ 50点  部屋は汚く、従業員が「ボートチケットを買え」と煩い。1泊だけなのでOKな宿。
物価: 買い物せずで不明
お勧め: アレッピービーチの夕日(バススタンドから3km以上あるので徒歩は帰りに要注意。真っ暗な川沿いを歩く羽目になります。リキシャの通りも少ない。)

アムリタプリ/インド
宿泊: アムリタプリのアシュラムE棟(場所:アムリタプリという場所がアシュラムです) 1人1泊150Rs. 基本は数人で相部屋のトイレ・水シャワー付き
★★★★★★★★☆☆ 80点  宿泊施設は快適&絶景!高層のためか窓全開でも蚊がいません。 高層部屋に宿泊できたら最高!
物価: 水 無料、ネット 無料(長居は不可)、各種食事 原価+アルファで激安
お勧め: アシュラム裏の海岸から見るアラビア海に沈む夕日。


これが南インドというものか
2007.11.22-25
南インドへようこそ!ってな感じのコーチンに来ました。
ここは観光として特にコレだっ!というものは無いのですが、コーチンにある半島の"フォートコーチン"という場所に滞在し、島周辺をブラブラ散策しつつノンビリと4泊。
その昔世界史で習った"バスコ・ダ・ガマ"のお墓がある教会があったりして、ポルトガル文化の匂いが今なお残る町で少しインドじゃないような感じを満喫したのでした。

●インドらしくない?
インド初のビーフカレーを食べました♪
あまり期待していなかったのですが、これが予想を裏切る美味しさ!
ちゃんと牛肉の味してます、ビーフ、ビーフ、ヒャッホー!!

デリーでステーキを食べた時は冷凍し過ぎでボロボロになってた不味いお肉で値段も高かった。
その時は「やっぱりインドで牛肉はダメか……」と思ったものです。

しかーし、こちらのお肉は新鮮!
お肉屋さんにキレイな色の活きの良い牛がぶら下がってましたし!

町の大衆食堂で"煮込まれて柔らかくなったビーフカレー"が食べられるとは シ・ア・ワ・セ。
ということで毎日ビーフカレーを食べまくり。
ああ、牛肉って美味しいね!!

ところで、北インドではどこにでもいた野良牛を全く見かけなくなりました。
たまに1,2匹見かけるものの、それは飼い牛で首輪&鼻輪付き。

もしかして、野良牛はみんな食べちゃってますか!?

野良牛を見ているだけでかなり癒されますが、あちこちにフンをしまくり道路に寝そべる野良牛って結構邪魔だし……捕まえて食べてるでしょ?
野良牛ならタダで手に入るしね!?

●ヒンドゥ教=???
宿のおじさん曰く「ここはキリスト教徒とイスラム教徒が殆ど」だそうで、確かに町にあるのは教会ばかり。
牛を食べるのも、牛がいないのも、ヒンドゥ教徒がいないからですね。

その為かどうかは分かりませんが、ここの商売人は他と比べて非常にマトモで、あのウザいリキシャですらメータで走るし、メータを嫌がってもあまりボッた値段交渉をしてきません。
むしろメーターで走るより安い場合もあったり。
「メーター使ってね」「ダメだ15ルピー.だ!」「え?(安っ!)じゃ、じゃあ、それで!」って、こっちがビックリ。
単に向こうがおバカさんなのか、親切なのかは謎ですが。

インドらしくないインド、Very Good!!

ヒンドゥ教がないだけでこんなに町や人の様子が変わるとは……。
良い悪いはさておき、『ヒンドゥ教=インドのゴタゴタの元凶』と思った町なのでした。



上:コーチン近郊にあるチェライ・ビーチ
下:現地人でギュウギュウの船の中。
乗り心地は、ひろみんの顔が語ってます。
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
船とバスとリキシャを乗り継いで近郊のチェライ・ビーチに行きました。
ノンビリしたビーチを想像していたのですが、
砂浜は狭く、現地人だらけで非常に騒がしくて早々に退散。
滞在時間(15分)よりも移動時間(往復2時間半)の方が長く掛かりました。



島の端にある"チャイニーズ・フィッシング・ネット"とその前の魚屋。
採れたて新鮮!!





ケララ州の伝統的な宗教舞踏:カタカリ・ダンスを鑑賞しました。
パントマイムしつつの物語進行が予想外に楽しかったです。
登場人物は3人だけでしたが、皆、メイクが強烈!!
コーチン/インド
宿泊: Jerryさんの家にホームステイ(場所:サンタクルス聖堂の東側、道挟んだ細い路地入った所) W:300Rs. トイレ・水シャワー付き
★★★★★★★★☆☆ 80点  宿探し中に「自分の家においで!」と客引きしていたJerryさんの家の2階。部屋は清潔で快適!ホテルの部屋より断然良かったです。
※フォートコーチンでは自宅の部屋を安く旅行者に提供している家が沢山あります。各家庭には"HOME STAY!"と書いた看板もあったりします。この町ではホテルよりHOME STAYがオススメかも!
物価: 大衆食堂のビーフカレー20Rs.、魚各種20rs.〜、ネット(そこそこ快適) 30Rs./1h。 レストランや宿はかなり高い。
お勧め: 1. フォートコーチンにある喫茶店:TEA POT(場所:Park Avenue Hotelの裏)でまったり。
2. チャイニーズフィッシングネットの海岸沿いをプラプラ散歩。
3. コーチンが本場?"カタカリ・ダンス"。役者をメイクアップする所から見学できます。


世界一美味しいチキンカレー発見!
2007.11.19夜-21
アウランガーバードからハイダラバードを経てコーチンへ。
アウランガーバード⇒ハイダラバードへは、寝台列車で11時間の移動。
出発が夜中だったので、乗車するなり就寝でグッスリ。
ハイダラバード⇒コーチンは寝台列車で26時間、こちらは途中ハプニングもあり疲れました。

●ハイダラバードは大都会
11月20日午前10時過ぎ、ハイダラバードの鉄道玄関駅の"スカンダラバード"に到着し、駅を出てみてガッカリ。
大都会すぎるというか町がゴミゴミしていて全くピンと来ません。
こりゃ観光するまでもなく直ぐに移動決定!!
と思ったもののコーチン行きのチケットは2日後まで満席でした。
途中駅までで良いからチケットは無いかと窓口でアレコレ聞いていると係員が『緊急時の座席確保の方法がある』との事。

それは、『お金を余分に払うこと』って、 さすがはインド!

どういった仕組みなのかサッパリ分かりませんが、お金を余分に払えば満席時でも確実に席が確保できるのです。
お値段1人150ルピー(450円)と日本円で考えればお手頃。
※ちなみに150ルピーあれば安宿に1泊できます。大衆食堂でのご飯は1人30ルピー程度。

こうなりゃ、早速、お金で解決♪
座席は少しだけ離れた場所になりましたが文句は言えません。
先程までの『満席』の話は無かったように、あっさりと翌日のチケットを確保出来ました。

コンピュータ発券のチケットには『緊急用』との表記もあり、余分に払った300ルピー(2人分)も明記されていて騙されている訳でもなさそう。
実際の座席は"普通の車両"の"普通の場所"だったので、きっと誰かが買っていた席なんだと思うのですが……。

地獄の沙汰も金次第とは言うけれど、インド旅行も金次第!?

さて、チケットを確保したので次は宿探しです。
スカンダラバード駅前は、何故か外国人は泊められないという安宿が多く、宿を探すのに苦労しました。
インドで「外国人はNG」というのは初めてでしたが理由は謎のままです。
「なんで外国人は泊められないの?」と聞いたら「インド人じゃないから」とスゴイ回答。(笑)
そんなこんなで1時間半以上探し歩き見つけた宿は350ルピーの中級宿。
インド入国以来初めて"領収書がプリンター印刷"で「おー、スゲー、ちゃんとしているよ!」と感激したのでした。
インド入国以来初のコンピュータ印刷の領収書!
エレベーター完備、部屋はそこそこ広くキレイでケーブルTVもあり快適♪
しかしお風呂にシャワーは付いて無く、水道の蛇口のみでバケツに水を溜めて浴びる方式で当然お湯は出ず。
ああ、この辺が変だよ、インドの宿。

●ハイダラバードの世界一の逸品
町近郊には観光スポットもあったのですが、観光はせず町を少し歩いたのみで終了。

ここで『インドで1番美味しいチキンカレー』発見しました。
日本でもココほど美味しいチキンカレーを食べた事がありません。
つまりは私達にとって『世界一美味しいチキンカレー』との遭遇!
あまりの美味しさに、私達は昼、夜、朝と3食連続で食べました。
こんな所に世界一のチキンカレーがあるなんて……ハイダラバードに行くことがあれば是非、お立寄りあれ♪
場所はスカンダラバードの駅を出て正面まっすぐにある細い通りを30m程進んだ右側。
現地人で込み合っていたので、駅前で現地人に聞けばすぐ分かる?
ここを知っている旅行者はきっと誰もいないはず。
超穴場です!

店名:GOLDEN TEA&SNACKS
世界一美味しい"チキンカレーライス"はお値段25ルピー(75円)!
大盛りライスも付いてきて何というお買い得♪
じっくりと煮込まれたチキンは非常に柔らかく、簡単にほぐれる。
味付けも最高!!

●ハイダラバード⇒コーチンの移動でハプニング
私達の寝台席(横側上段席)に登り、ゴロゴロしているインド人が居たのですが、時間は夕方だしそのまま何も言わずゴロゴロさせていました。
そして夜。
電車内で夕食も済ませたので、あとは寝るだけとそのインド人を退かそうとした所、狸寝入りを始めました。
叩いても引っ張っても寝た振りをして寝台から降りません。
仕方が無いので、ちょうど通りかかった車掌に相談。
こっちは他人よりも150ルピーも余分に払っているんですから、その席をチケットが無いヤツに居座られちゃいい迷惑です。


上:インド人で賑わう車両(横側上段席から撮影)
下:皆降りて空き空きになった車両
車掌はすぐに対応してくれて、狸寝入りをするオヤジにチケット拝見。

それでもオヤジは狸寝入り。
すると正に文字通り"叩き起こし"て「チケットを見せろ」と車掌。
やはりオヤジは寝台チケットを持っていないではありませんか!
無賃乗車なので、こうなると車掌は強い。
「今すぐ電車も降りろ!!」というような感じで大声で命令しだしました。

それでもオヤジはモゴモゴ言って、また寝ようとします。
この態度にインド人もビックリ、車内騒然!!
いままで車掌とのやり取りを見ていた周りのインド人全員がオヤジに向かって「降りろ」の大合唱。

やっと観念して寝台席から降り、出口の方で車掌とモメていました。

結局、3等のチケットを持っていて降ろされずには済んだようで、トイレの通路にそのオヤジがずっと座っていました。
「夜中に何かしてくるんじゃない?」と気になって全然寝れず、深夜にオヤジが電車を降りてからやっと熟睡。

インドの寝台車AC(エアコン)無し(AC付きに比べずっと安いので変な人も沢山)は、こんな事ばかりだから疲れます……。

●再再度の出会い
コーチンの玄関口、"エルナクラム・タウン駅"に到着してホームを歩いているとウダイプル⇒ボンベイの移動で一緒(アウランガーバードでも駅でバッタリ再会しています)だった"さやかさん"が何故かそこに。

あれれ?アウランガーバード後の行き先は違ったはずなのに?
結局、移動の都合でコーチンまで一気に来たようでホームに降りた所でバッタリ再会。
南インドになって、景色が南国に!!
どこに行っても見渡す限り椰子の木だらけ。
ハイダラバードからコーチンまでの26時間、車両は違えど、同じ電車に乗っていたんですね。
彼女はアウランガーバード途中乗り換えで実に40時間(車内2泊)も"寝台車AC無し"で移動していて、女性一人なのに、うーんスゴイ。
ちなみに彼女、この列車でトイレに入るときにインド人男性が一緒に入ってきて痴漢未遂という腹立たしい&気持ち悪い体験もしたようです。(怒)

駅からは、さやかさんと共にコーチンの島へと移動し、違う宿に泊まったものの数日間ランチやディナーを共にし、楽しい日々を過ごしたのでした。

移動方向が似ているからではあるけれど、会う人には何回も会うんです。
たとえ別々の方向に進んでも、またそのうちにどこかでバッタリ。

これまで違う国や場所で偶然or待ち合わせて出会った旅人は本当に沢山。
中にはけんぽこと5年ぶりに偶然再会した人も。

"コイタビ。便り"によく登場する"さっちゃん"とはなんと11回も再会。
ベトナム、中国、モンゴル、チベット、インドとその殆どが待ち合わせなしの道端でバッタリ。
ルートも全然違っても交わる場所がドンピシャリ!

『旅の磁石』がそこにはあります。
そして、磁石以上のご縁があるんでしょう。

今まで出会った沢山の人達と、またきっと何処かで必ず会えるはず。

これだから旅は面白い!!
ハイダラバード/インド
宿泊: DEVI DELAX LODGE AC(場所:駅から見て、駅前の宿街の一番左端辺り) W:350Rs. TV、トイレ・水蛇口付き
★★★★★★★☆☆☆ 70点  唯一の欠点はシャワー無し。バケツに水を溜めて浴びる方式でした。
物価: 綿パンツ50Rs.、ネット(速度不明) 10Rs. ホテル以外の物価は他のどの都市よりも安かった。 どの店も価格表示があり明瞭会計!
お勧め: 大衆食堂:"GOLDEN TEA SNACKS"の世界一美味しいチキンカレーライス♪