小さな人間達の大きなお仕事
2007.11.17-19
世界遺産のエローラ、アジャンターの拠点の町、アウランガーバードです。
今回のインド旅行のハイライトの1つで、楽しみにしていた場所なのです♪

●エローラの奇跡
世界中に石窟はあるけれど、世界でも稀な石彫り寺院があるのがこのエローラです。
アウランガーバード到着の翌朝に観光をしに行きました。
ローカルバスに揺られること45分、到着はエローラの入り口正面。
正面を入ると、目の前にエローラ最大の見所の第16窟がそびえています。
最初にここを見ると後々の石窟がショボく見えるらしいので、16窟は最後にと、じっくりエローラを歩き回りました。
30余りの石窟の規模もさることながら、それらの美しさは半端じゃありません。
特に第16窟は巨大な岩山を削り、1つの巨大な寺院と空間を造っています。
それがこれ。


奥行き81m、幅47m、高さ33mもの空間を手ノミで削りあげた。
数万の彫刻と寺院があるその空間に圧倒。
画像じゃ分かりにくいですが、これを手ノミで彫ったって、ちょっとありえない感じです。
超巨大な岩山を手ノミで削り、この空間を、そして何万という彫刻と共にこの寺院を削って造りあげたのです。
全てが巨大な1つの岩彫りの産物で、建物内部もシッカリと造られています。
100年以上を掛け、何世代もの彫刻師達の手によって造られた、まさに魂の結晶!
昔のインド人の信仰心の深さにただただ脱帽し、この偉業を前に感動しました。
石窟1つづつをアレコレ書くとキリがないので、いつもの世界遺産評価。

独断と偏見による世界遺産評価: ☆☆☆☆☆  (※☆5つが最高)
= エローラの石窟群 =
文句なしの星5つ!
それぞれの石窟どれも素晴らしいのですが、第16窟と第29窟に圧倒、そして感動。
小さな人間達の創りあげた奇跡がここにはあります。
ムンバイ周辺に来るなら必ず観光しておきたい価値ある遺産でした。

エローラには6時間程滞在し、大満足で遺跡を後にしました♪

●アジャンターの宗教壁画
エローラの翌日にアジャンターに行きました。
アジャンターは少し遠くて、ローカルバスで3時間も掛かる場所にあります。

エローラの後のアジャンター観光は、ちょっと失敗でした。
というのも、エローラの方が近代のもので彫刻も石窟もデザイン共に優れているからです。
エローラの後ではアジャンターですらショボく見えてしまいます。
しかし、アジャンターにはエローラに無いものがあります。
それは数多くの仏教壁画。
保存状態が良いとは言い難いけれど、有名な菩薩像の壁画もありこれはこれでナカナカ楽しめます。
【左:蓮華手菩薩】
アジャンターの最高傑作といわれる壁画。
日本の法隆寺金堂に描かれている菩薩像のオリジナル画らしい。
【右:金剛手菩薩】
これまた有名な壁画らしい。
照明が暗く、キレイに撮れずガッカリ。
遺跡入ってすぐの第1窟が最大の見所なので、最後に見ることにしました。

ここは遺跡周辺の景色が素晴らしく、湾曲した谷を流れる川と色とりどりの木々、中には紅葉しているものもあり、その中に佇む遺跡との美しい風景を堪能しました。

遺跡は谷を流れる川の上部の岩山を削り造られています。
自然の中の遺跡は、ちょっと神秘的。
※画像右側の四角い穴みたいなのが並んでいるのが石窟です。
石窟も素晴らしいのですが、前日のエローラと比べてしまい、ちょっと不完全燃焼。
アジャンターを先に見に来ていたら、きっと大喜びで見回ったと思うと、観光の順番も大事ですね。
どうしてもエローラの印象の方が強く、どれも足早に回ってしまいました。

最後に第1窟の壁画をじっくりと見て、アジャンターは終了!
帰りはバスが混んでいて大変だったので、早朝に行って少し早めにアジャンターを出るのが良いかもしれません。

独断と偏見による世界遺産評価: ☆☆☆  (※☆5つが最高)
= アジャンターの石窟群 =
前日にエローラを観光したために、規模、美しさ共に見劣りしてしまいました。
行くならアジャンターを最初に観光した方が良いと思います。
折角の壁画は照明が暗くてあまり良く見えません。残念。
遺跡周辺の景色が美しく、そちらの方が印象に残りました。


この他にもアウランガーバードには見所がいくつもあります。
タージ・マハルの縮小版の"ビービー・カ・マクバラー"やデカン高原を360度見渡せる"ダウラターバード"がオススメ!
ダウラターバードの頂上からのデカン高原の眺望。
360度見渡せます。
途中真っ暗な階段を登ってくるので懐中電灯必須!
観光するにはもってこいの町なのでした。
アウランガーバード/インド
宿泊: Youth Hostel (場所:駅前からまっすぐバススタンド方向に2km程。Centralバススタンドから駅方向に1kmちょっと。) ドミ:60Rs.(会員40Rs.)、W:160Rs トイレ・水シャワー別
★★★★☆☆☆☆☆☆ 40点  値段は安いけれど、お世辞にもキレイとはいえない宿でした。蚊が非常に多かった。スタッフは親切でGood。
※バススタンド周辺にいくつも安宿があるので、そっちで探せばいい安宿が見つかるかも。
物価: バナナ大6房 5Rs.、ネット(速度不明) 34Rs.  物価は全体的に安めでした。
お勧め: 1. エローラとアジャンターは必須。
2. エローラ近くのダウラターバード遺跡の頂上から見るデカン高原の眺望は素晴らしかった。


大都会⇒外資産業⇒マクドナルド?
2007.11.15-16
ムンバイから世界遺産のエローラ、アジャンターの拠点の町:"アウランガーバード"に向かうのもこれまた大変でした。
ウダイプルからの寝台バスのゴタゴタの後をざっと書くと、

電車でボンベイ・セントラル(BombayCentral)駅へ移動⇒徒歩でバススタンド⇒都合良いバスが無く、そこからタクシーで"ムンバイC.S.T駅"に移動⇒列車チケット、直通列車は3日後まで満席⇒他の町経由で行けないか?⇒プネーと言う町へのチケット購入⇒プネーに電車で移動⇒安宿がどこも満室で夜の街を2時間程さ迷う⇒中級ホテルに宿泊⇒インド入国以来の最高値の宿なのにお湯も出ず、部屋もベッドも質悪し⇒翌朝、バスでアウランガーバードへ。 4時間と言われたが実際は7時間半掛かった⇒19時頃に"アウランガーバード"にやっと到着。

って感じ。
なんか運が悪い時は、連続して変な事が起きるので、ムンバイ行きのバスで騙された時点で一旦移動を止めれば良かったかも?

●ムンバイ観光
到着した日の午後に次の町へ移動したので、ムンバイ観光は、駅周辺と移動でタクシーに乗ったのみで終了。
そうそう、C.S.T駅前には大都市ならではの"マクドナルド"がありました。
インドではもう2度とマックに行かないぞっ!と心に誓ったもの、連日のカレー三昧でついフラフラと入店してしまいました。
そして食べたハンバーガーはこれ↓
『チキン・マハラジャ・マック』 / 価格:60Rs.(\180)
"ビック・マック・バーガー"のインド版。
チキンのパテ(マサラ味)が入ってます。
インド限定の逸品で、味は当然マサラ味(カレー風味)……ああ、インド人って本当にカレー風味が大好きなのね。涙。
ああ、もう絶対にインドじゃマックに行かないぞっ!!

ムンバイC.S.T駅が世界遺産なので一応、いつもの評価を。
今回のトップ画像がC.S.T駅です。

独断と偏見による世界遺産評価: ☆☆☆  (※☆5つが最高)
= ムンバイC.S.T駅 =
イギリス植民地時代の建物が今も駅として利用されています。
威厳あるガッシリした作りは、本場イギリス以上かと。
ムンバイに来たら、外見だけでも是非見よう!


プネーの情報も一応。
夜中に到着して翌朝出発しましたので観光は一切していません。
プネー/インド
宿泊: National Hotel (場所:駅前から徒歩5分ほど。現地人は誰でも知っています。) W:575Rs トイレ・時間限定のホットシャワー付き
★★☆☆☆☆☆☆☆☆ 20点  部屋は広いが老朽化していて非常に汚い。ベッドもマットが凸凹で寝心地最悪。夜でもお湯が出ない。
高いのにサービスも悪く最低な宿でした。

※このホテルの裏通りが安宿通りですが、宿の数が少ないため昼過ぎには満室になる模様。夜に到着の場合は変な宿しか空いてません。注意!
物価: -
お勧め: National Hotelそばの"Metro Restaurant"という大衆レストランのチキンカレーがウマかった!



えーっと、それは食べ物じゃないですよ!
悪徳旅行会社とその仲間達
2007.11.14-15
ウダイプルからムンバイ(ボンベイ)への移動がいつにも増して面倒でした。
今回のドタバタを通して、何でインドは面倒なのかが何となく分かる?って事で、ウダイプルからムンバイ(ボンベイ)までの移動のお話。

●ムンバイへのチケットを入手せよ
『ウダイプルからムンバイ(ボンベイ)までは電車で楽に移動できる』とジャイサルメールのホテルのマネージャーから聞いていたので、ウダイプルにで直通列車を調べた所、そんな電車は一本もなし。
電車で行けなくも無いけれど、真夜中に乗り換え&ムンバイ(ボンベイ)の30km手前で終点の約18時間掛かる列車のみ。
多くのインド人は至極適当な事を言うけれど、まさかあのシッカリしたマネージャーまで……むむむぅ。

ということで、列車は断念。
どの旅行代理店にも、プライベートバス(民営)の看板があったので、迷わずプライベートバスで移動することにしました。
※インドのバスは国営バスよりも民営バスの方がキレイさ、座席の広さ等、快適さが断然良い。 私達は、民営バスがあれば、そっちを利用しています。値段はもちろん民営の方が高い(それでも日本円で数百円程)のですが雲泥の差なのです。

旅行代理店を通さずにチケットを買いたかったので、宿のスタッフに民営バスのチケット売り場を聞くも、誰もが『自分が買ってあげる』と言ってチケット売り場を教えてくれません。
バス運営会社から直接買うのが一番安いので自分達で買いたいのに、『買いに行くのは大変だから』と親切な振りをしてお金を巻き上げる算段です。
当然金額はバカ高で……宿のオーナーに聞いても同じ結果でガッカリ。
これが、ウダイプルで宿泊していた宿の玄関。
部屋はキレイだったけれど、ダメダメの宿でした……。
仕方なく、まずは町に多数ある旅行代理店を梯子してバス情報を入手することに。
梯子した旅行会社は5件。
分かったことは、どこも提示額は700ルピー(交渉不可)(当日購入は900ルピー。なぜ?)で利用する民間バスは同じ、写真を見るとデラックスバスでかなりキレイ!
当然のことながら運営会社の場所は教えてくれませんが、向こうも商売なのでこれは仕方なし。

5件目の旅行代理店が、他より25ルピー安く675ルピーだったので、そこでチケットを頼みました。
『ムンバイ(ボンベイ)市内で複数個所止まるから、都合の良い場所を運転手に話せばOK』とのことで、バスを降りてからの移動も安心です。
「値段は高めだけど、デラックスだし、こりゃいいね!」と喜んで帰ったのでした。

その夜、町にあった無料タウン情報誌で"ローカルバスの寝台料金:420ルピー"と知り愕然。
私達が最安値と思って払った675ルピーですが、ローカルバスの値段から察して、多分高くて550ルピー程が妥当……むぅ、ヤラレタ。
下調べをシッカリしなかった自分達が悪い(とはいえ代理店を5件も回ってますが)のですが、あまりの値段の差に涙。

そして翌日。

旅行代理店が書いてくれた紙(バス発着所の場所の説明。ヒンディ語)をオートリキシャに見せてバスの発着場所まで移動です。
着いたところは、少し離れた場所にある"他の旅行代理店"……どうやらここが元締めのようで『バスはここに来る』との事。
既に西洋人5人と日本人女性1人(以後:さやかさん)が待機していました。
さやかさんにチケットの値段を聞くと"座席"なのに950ルピー!
当日購入でもありません。
※座席は寝台席の半額程なので高くても400ルピー程度。
購入は彼女の宿泊先なのですが、先を急ぐ彼女の弱みに付け込み「もう席がない」と騙したようです。
ウダイプルの人間も、多くのインド商売人同様に平気で嘘をつき、儲けに走る習慣があるようで……むむむぅ。
民間バスの元締め代理店の前で。
けんぽこ、さやかさん

●寝台バス発車オーライ
"16時発車"と聞いていたのに16時を過ぎてもバスが来る気配もありません。
そして16時20分、急遽、旅行会社前からオートリキシャで他の場所へ移動することに。
「バスはこっちに来ないことになった。」ってどういうこと?
旅行者全員で3台のリキシャに分乗し走ること10分程でどこかのガソリンスタンドに着きました。

旅行会社のスタッフも一緒についてきて誰かと携帯で話しています。
5分程待ったところで今度は『バスまで歩いて移動する』と言い出しました。

暑い中、重いバックパックを背負って歩く事15分、ようやく道路の脇で止まり「ここでバスを待つ」との事。
「初めからリキシャでここに移動しろ!」と文句を言いたくなります。
そして、17時過ぎにやっとバスがきました。

しかしバスには既に大量のインド人が乗っていて、どう見ても旅行代理店で見せられた写真とは全然違う寝台バス。
「もしかしてローカルの寝台バス? ああ、ヤラレタ……」と思うものの、引き返して文句を言うのも面倒だし渋々バスに乗ることに。

多分、ウダイプルの旅行代理店はどこも皆同じことをしていると思います。
1. 旅行者に嘘のデラックスバスを説明して、高値でチケットを売る。
2. 当日、あれこれ移動させて疲れさせ、話とは違うバスにしぶしぶ乗る状況を作る。
もしも旅行代理店の前で、このローカル(?)バスが現れたら、殆どの西洋人は話が違うと文句を言ってチケットを無料キャンセルする事でしょう。

こんな面倒な事をせず、正直にバスを紹介・手配して、それなりの金額で商売をすれば良いのにね……。

幸いに指定していた寝台席はちゃんと空いていたので、非常に汚れていた寝台席でしたが広々と横になれて快適に移動できました。
ああ、最初からローカルバスを買いに行けば良かった……失敗。
ウダイプル⇒ムンバイの移動で乗った寝台バス。
夜間の休憩中に撮影。

●ムンバイ到着!?
寝台席でぐっすりと寝た翌日、午前9時頃、運転手の助手がここで降りろと指示してきます。
都合の良い所で降りればOKと聞いていたので「ムンバイのどの辺りに着くの?」と聞くと、「ムンバイには行かないからここで降りろ。ここからが一番近い。」との事。
皆でムンバイに行けとブーブー文句を言うものの運転手は知らん顔です。
『都合の良い場所を運転手に話せばOK』と言うのも嘘でした。
またしても「ああ、ヤラレタ……」

ここからムンバイ市内までは15km程らしい。
バスを降りると、"移動手段がない弱みに付け込むタクシー&オートリキシャ"が待ち構えていました。
値段交渉するもボリまくりでまったく話になりません。
こちらが移動できないと思っていて非常に強気なのがまた何とも……。

彼らも毎日同じことをしているんでしょう。
ここで降ろされた旅行者をカモに一儲け!
むむむぅ。

今居る場所を確認するとSantaCruzという鉄道駅に近い事が分かったので、さやかさんと私達の3人はとりあえず鉄道駅に移動しました。
幸いにSantaCruz駅からは10分毎に電車が出ており、難なくムンバイ市内に向かえたのでした。
※駅まではオートリキシャに3人乗車で20ルピー、鉄道駅からムンバイ市内までの電車賃は1人6ルピー。合計1人13ルピー。

多分、西洋人達はボラれるがままシェアしてタクシーで移動したと思います。
皆でシェアすれば一人当たり大した金額ではない(1人200円程度)ですしね。
気にしなきゃいいのかもしれませんが、こんなインド人達に毎度毎度、腹が立つ。

インドでは、ボラれたり、騙されることを気にしているとムカムカの連続で疲れます。
『これがインドなんだ♪』と楽しめる広い心を持っていればシアワセですが、日々、こんな事の繰り返し……。

インドのドタバタ、あまり経験したくないよね。


ジェームズ・ボンドに憧れて
2007.11.12-14
11月13日がひろみんの誕生日なので、折角だから少しはマトモな町へ!
ってことでウダイプルです。

湖に浮かぶ宮殿(レイク・パレス)と旧市街を見下ろす宮殿(シティー・パレス)が有名なウダイプルは、映画007シリーズ「オクトパシー」でロケが行われたことでも有名だったようです。(今はそれが目当てで訪れる人は居ない?)

誕生日だし、宿泊はもちろん豪勢に"レイク・パレス"!!!
かの007もお気に入りのホテル♪(映画の中での話)
これが、湖に浮かぶ王宮ホテル"レイク・パレス"だ!
逆光ですが……。
って、一泊600$以上もするのに無理無理。

な・の・で、いつもより豪勢に1泊300Rs.(=約900円)の宿で行くぜ!!
って、誕生日に900円の宿ですか……ああ、ひろみん可哀想……と思う方も少なからずいるかと思いますが、いえいえどうして、素敵な宿でしたから!
ま、いつもよりは素敵というだけですが……。
部屋は広々、シャワーは24時間ホットシャワー。
部屋の3面窓で日当たり良し。
ちなみにこの宿、けんぽこが朝ごはんにカレーを注文したら2mm程の白いイモ虫が大量に入ってまして、それを香辛料か何かと思い、虫とは気付かずに半分以上食べました。
文句を言うも「カレーは悪くない。野菜の中に虫が入っていた。」という理解不能な言い訳をするだけで謝りも無く、料金もシッカリ請求してきた宿でした。
部屋はキレイでしたが、ダメだよね……。

さて、町は小さく、観光は半日も掛からず終了。

誕生日ってことで高級なアーユルベーダマッサージ屋に行き(ひろみんのみ)、2人がかりのマッサージ(手が4つ)で極楽の時間を過ごしました。

その夕方、湖そばの屋上レストランでカレーでお祝い、チャイで乾杯!!
下手に洋食を頼むと失敗(味付けがマズイ)するので、本場ならではのカレーでお祝いです♪ ああ、可哀想なひろみん。
(ちなみにけんぽこの誕生日はカトマンズで"すき焼き"でした。)
ひろみんは"じゃがいもとトマト"のカレー、けんぽこはカレーセット。
カレーと言えども、大変美味しゅうございました。
しかし、レストランからの眺望は最高で、湖とシティー・パレスが一望でき、誕生日をお祝いする場所としては満足なのでした。
カレーといえども、非常に美味しいカレーも食べることが出来ました。
あー、良かった、良かった。
町一番の眺望(背後がそれ)らしいレストランの一等席で夕食しました。

そして、その夜。
ひろみんのリクエストにお答えして、ゆかりヌードルを作りました。
え?なにそれ?
それは、ラーメンの麺を湯がき、日本が誇る世界のシソ味『ゆかり』を振りかけるだけのモノ。
デリーの安宿で出会った"ホームレスのテツさん"(HP:中高年バックパッカーの旅)と奥様から、「もう日本に帰るから」と頂戴した"ゆかり"をこの日の為に大事に取っておいたのです。

コイルヒーターでお湯を沸かし、ペットボトルの空ボトルの中で麺を湯がき、麺をコップに移して"ゆかり"を掛ければ出来上がり。
ゆかりヌードルの材料と道具。
麺はインドNo.1インスタントヌードル:マギーの麺を使用。
※マギーは、当然ながら"カレー味"
※インド人は本当にカレー好き……
これが"ゆかりヌードル"だっ!
今の所、インドで美味しかった食べ物BEST10の1つ。
『母さん、日本には「ゆかり」というそれは素敵なふりかけがありました。』
"ゆかり"最高!!
そういえば、けんぽこの兄さんの奥さんの名前も「ゆかり」です。

世の中の全ての日本人旅行者に告ぐ。
とりあえず、"ゆかり"を持って旅をしよう!
どんなメシのマズイ国だって"ゆかり"があれば何とかなるさ。
旅行者よ、"ゆかり"を持とう! そして私達に分けてくださいっ!!

って、誕生日の話でした。
ああ、こんな旅行で、ひろみん大丈夫かなぁー。
ゆかり最高☆
ゆかりで異常な程の大喜び♪
≪画像クリックでムービー再生≫
ウダイプル/インド
宿泊: Hotel MonaLisa'P (場所:シティー・パレスの麓) W:300Rs トイレ・24時間ホットシャワー付き
★★★★★★☆☆☆☆ 60点  部屋は広くてキレイ、お湯も出るし快適! しかし、虫入りのカレーを出してきても謝りもしないサービスの悪さ。これが無ければ80点。
物価: ネット(そこそこ快適)20Rs./1h
お勧め: 湖近くのレストラン"Dream Heaven"。 眺望良し、味良し、価格も良心的。 併設のホテルもかなり良さげ。(ダブル:200Rs.〜)
王宮の観光は結構微妙かも。



『どうだい、お嬢さん。 このラクダに乗っていかないかい?』
ラクダに乗ってどこまでも
2007.11.08-10
ラジャスターン州の西端の町ジャイサルメール。
キャメルサファリ(ラクダに乗っての砂漠ツアー)が有名な町です。

目的はもちろんキャメルサファリ!
1泊2日(希望によりで何日でも可能)、ラクダに乗って砂漠を移動って聞くだけで楽しそうでしょ?
といっても実際は、照りつける太陽の下、砂漠というか荒野を延々とラクダに揺られて移動するのでかなりハードなのですが……。
そして、何よりお尻が痛いっ!!

キャメルサファリの内容は ひろみん日記:キャメルサファリ をどうぞ。

今回は写真にて。
キャメルサファリはこんな感じの荒野を延々とラクダに揺られて移動します。
日差しが強く、日陰も無く、暑いよりも熱い!
愛嬌があり過ぎる顔で非常に癒されました。
オナラが臭いのが難点。(笑)
初日の夕方に到着した砂漠にて:
左から、さっちゃん、ひろみん、ゆりちゃん
飛び上がっている写真を撮っている間に夕日が沈みました…。
いつもの逆立ち:
砂漠が小さかったのですぐ向こうは荒野になってます。
砂丘の上から、遠くに沈む夕日を見ているの図。
砂漠での宿泊:
砂丘に毛布を敷いて就寝。顔には砂対策をバッチリ!
砂漠で満天の星空を眺めつつ眠りにつくのは最高でした!!
朝日のラクダ
2日目の昼食:
大きな木が全くなく、小さな木陰での昼食となりました。
ご飯は大体こんな感じ。
各種カリー&チャパティー(薄焼き小麦パン)。
この他に、チャイとおつまみ程度のモノが付きます。
ツアー終了して、迎えのジープを待っているところ。

●何の騒ぎ? 町中が大爆発!!
キャメルサファリが終わった日(10月9日)は、インドの3大祭りの日、ディワリー(Divali)祭でした。
この日はずっと夜通し花火をする習慣のようで、町中あちこちで大爆発。

インドでは"安全性無視"の恐ろしい程大爆発する花火が売られており、その爆発音は爆弾か何かトンでもない物が爆発した感じで、もしも子供の手の中で爆発したら、指が吹き飛ぶんじゃないかってくらいの代物です。
この爆発音だけの花火(値段が安い)を皆がやるから、町中が騒々しく、音だけ聞いていると戦争映画のようです。

打ち上げ花火も、これまたすごいのが売られており、爆発時の直径が30m程ある花火が個人で打ち上げられます。
さすがに値段が高い(といっても100Rs.=約300円)ので、10分に1回くらいしか上がらないのですが、町のあちこちで大輪の花火があがる様はキレイでした。

しかし、夜中もずっと大爆発の連続で、ウトウトしては爆音でビックリして目が覚めての繰り返しで寝不足に……とても騒がしい夜でした。

翌日、昼過ぎに町へ繰り出すも、ほぼ全てのお店が閉まっており、何も買えない・食べれない状況です。
『ああ、皆、朝まで騒いで今日はお休みなのね……』
限度を知らないというか、何とも騒がしくてインドらしいお祭りなのでした。
宿の屋上レストランから花火見物しました。
サンセットポイントからの町と城の眺望。
夕暮れ時は全てが赤く染まります。
ジャイサルメール/インド
宿泊: Hotel RENUKA (場所:アマルサガル門を入って2つ目の細道を左へ。町の誰でも知ってます。) W:200Rs トイレ・シャワー共同
★★★★★☆☆☆☆☆ 50点  部屋は可も無く不可も無く。 各種世界中のガイドブックに乗っていて賑わっている為、強気。 他の宿の方が安くて快適そう。お祭りでどこも空き部屋が無く、ここにしか泊まれず仕方なく泊まりました。
※キャメルサファリは非常に良かったので、キャメルサファリの申し込みならこのホテルをオススメします。
物価: ネット(電話接続で激遅)30Rs./1h。 レストランはどこも高め。
お勧め: 1. キャメルサファリは是非とも行きましょう!※ツアー中の犯罪が多いようなので、"マトモな旅行会社"を選ぶこと。町で強引に客引きしているような所は止めた方が良い。
2. お城からの町の眺望。 砂漠の町!という風景が見れる。
3. 城壁の北西角のサンセットポイント。砂漠の町が夕日に染まる景色はスゴイ。