青い空、デカイ城砦、青い町
2007.11.04-06
青の町、ジョードプルにやってきました。
何が青?って町の建物が青色に塗られているので青の町。
多くの家が青色に塗られ、町を青く染めています。

ここにはメヘラーンガル砦というインド有数の城砦があり、インドでは珍しく日本語音声ガイドヘッドフォンが用意されており(入場料込み 250Rs.)、砦の中を詳しく日本語ガイドを聞きながら観光できました。
丘の下から見た城砦のごく一部:
大き過ぎて全部が入りきりません。
これが久々の大ヒット☆
メヘラーンガル砦の城内は美しく、様々な展示物が盛り沢山、そして日本語音声ガイドの出来が非常に良くて、3時間程ゆっくりと観光&大満足!!

『メヘラーンガル砦』が素晴らしすぎて、ジョードプル観光はもうOKと、他に大した観光もせず、宿の屋上から青い町を眺めノンビリと過ごしました。

ジョードプルに来たら『メヘラーンガル砦』へ必ず行くべし!

城砦の中で見かけたインド人女性達:
砂漠の民のサリーは、色が濃くて鮮やか!
●ケバブを食べよう!
ジョードプルにてまたまた"さっちゃん"と再会しました♪
バナラシ以来約1ヶ月ぶりの再会です。
これまたどこで会おうという話をせずの再会で、『メヘラーンガル砦』の近くの宿に泊まりたくて、宿のレストランの様子を見に行ったら、そこに"さっちゃん"が座っていました。
もう10回目くらいの再会で、いつもと同じくしばし行動を共にすることに。
"ひろみん"&"さっちゃん"with"けんぽこ"の3人構成は、それぞれの役割がバランス良くって非常に落ち着き、もう身内って感じ♪

そして、その宿で"只今バナラシ在住でインド研究をしている"奇特な、いや、勤勉な研究者"澤田さん"とも出会い、旅行では知ることのないインドの濃いお話を色々と聞きました。
「よりによってこんな国を研究対象にしたのは選択を誤った。」と笑って話す彼は、この先もずっとインド漬けだそうで可哀想やら感心するやら……彼の師の50年近くインド研究をしている大教授が未だに「インド人は分からない」と言うらしい話に大爆笑。

殆どのインド人は何も考えないで生きている(多分)ので、考えの無いところに考えをあてはめても結論が出ない?
"動物学者の方がインド人研究に向いている"と思ったりして……。
澤田さん&さっちゃん:
ヒンディー語の勉強中。
さっちゃんと澤田さん、私達の4人でケバブ(羊の串焼き)を食べに行こうという話になり、夜の町へ繰り出すも初日は発見できず。
そして翌日、ジョードプルにそこそこ大きなイスラム寺院があったので、その周辺にきっとモスリム経営のケバブ屋があるはずだと再度探すこと1時間以上……誰もがケバブを出す店名を知っているものの場所を知りません。
ヒンドゥ教徒はケバブを食べないのでお店があるのを知っていても場所は知らない様子。
しかし、これが問題で、知らなきゃ「知らない」と言えばいいのに、店の名前だけは知っているので適当な場所を言い出します。
もちろん、まったくデタラメな場所をです!!
道をさ迷い、たまに見かけるムスリムを見つけては場所を確認し、あちこち歩き回るも発見できず。
結局はその有名店の場所を知っていると言うリキシャでいく事になりました。

ヒンディー語を流暢に話す澤田さんですら"インド人から正しい道を聞くことは不可能"で……本当にインド研究は大変そうだと他人事ながら涙が出そうになります。

やっと店に着き、「さぁ、食うぞ!」と思いきや、肉串焼きは無しで、ミンチ肉ケバブ("つくね"のようなもの)のみ。
残念と思ったものの、久しぶりに食べたケバブはかなり辛い味付けがされていましたがとても美味しく大満足☆
「やっぱ、お肉っていいよね!!」と4人で幸せな晩餐を過ごしたのでした。
上記ケバブとは関係ないけれど、"Fruit Beer":
駄菓子で飲んだような懐かしい味の炭酸水。
アルコールは入っていません。
串焼き1本で幸せ!!
って幸せなんだか不幸なんだか。。。

インド滞在中、もしもイスラム教徒の町へ行ったらケバブを食いまくるぞ!と心に誓う夜なのでした。
ジョードプル/インド
宿泊: Hill View Guest House (場所:メヘラーンガルの南真下。リキシャなら誰でも知ってます。) W:200Rs トイレ・水シャワー付き
★★★★★★★★☆☆ 80点  運よく屋上の部屋に泊まれたのでかなりGood!部屋キレイ、屋上独り占め、眺望最高! 屋上以外の部屋はまぁまぁな感じでした。
物価: ネット(まぁまぁ速い)25Rs./1h
お勧め: なんといってもHill View Guest Houseのレストランからの眺望が最高!
時計塔そばのラッシー屋は種類豊富で激ウマ&激安(1杯10Rs.〜)。
これまた時計塔そばの"Chouhan Omlette"のオムレツサンドはどれもナカナカ美味しく、"Fruit Beer"という日本の駄菓子のような味の炭酸水(5Rs.)と一緒にどうぞ。店の正面にもオムレツ屋あり(実はこちらが本家。ロンリープラネットに掲載されているので西洋人客がいっぱい)で、こちらもナカナカウマいとの評判。 カレーに疲れたら是非!


暴漢と遭遇!!
2007.11.02-03
砂漠地帯ラジャスターン州の州都ジャイプル。
リキシャや物売りが悪名高き町です。

カジュラーホからアーグラを経ての2日間の移動でした。
現地にバスで到着するなり大量のリキシャドライバーがバスに駆け寄り「オレのリキシャに乗れ乗れ」と客取り合戦。
皆、ホテルの紹介料欲しさに必死なのですが、当然、騙しやすい外国人にしかその行為をしません。
バスに乗っている外国人は私達2人のみ……私達を見つけると走って群がってくるリキシャ達はまるで蚊のようで、しかも手やバッグを引っ張ってくるしで辟易。
『インド人用殺虫スプレーが欲しい』と心から思ってしまう今日この頃です。

ジャイプルで近くお祭りがあるようで、バススタンド周辺の安宿はどこもインド人で満員。
3時間以上も安宿を探し歩き、やっと見つかりました。
宿探しで3時間、旅行開始以来初めての苦労でした。
タイミング悪いねーと話していたのでいたのですが、この町は本当に悪いこと盛り沢山で……。

●観光名所は工事中
ジャイプル一番の名所『風の宮殿』。
しかし、現在塗装作業中で足場に囲まれており、しっかり見れません。
木の足場だらけの風の宮殿。
町一番の名所がこの状態……
これをお目当てにジャイプルまでやってきたのに工事中。
聞くと、もう数ヶ月も工事中らしく、その間、ずっと木の足場で隠れたまま。
宮殿とは名前ばかりの実は小さな建物なのですが、町一番の観光名所でこんな作業してしまうのは、実にインドらしい。
ここまで来た甲斐がない!!とガックリした『風の宮殿』なのでした。
そして、その夜、更にガックリの事件が……。

●最低インド人らに遭遇!
ガックリ観光を終え、午後6時半頃、"けんぽこ"がインターネットをしようと宿の近くを散策中、声を掛けてくるインド人が1人。
「ネット屋を探している」というと「あっちにある」と大通りの方向を指差します。
教えてくれると言うので彼の後を付いていく事に。
一方的に話す彼は「自分は宝石デザイナーで、デザインした宝石を日本のある店に持っていくと1000ポンドで引き取ってくれる。」と典型的な宝石詐欺の話をしだしました。
「いい小遣い稼ぎになるからやらないか?」と言うので「そんな話は信じないよ。そんな話をするヤツは嫌いだ。バイバイ。」と来た道を引き返すと、後から追っかけてきて「ミスター、悪かったよ。バイバイ。」と握手を求めてきます。
いつもの癖でじっと手元を見ると(汚れまくった手で握手をしてくるインド人が多い)、なんと手の内側に火のついたタバコを挟んでいます。
とっさにその手をひねって「なんだこれは?お前は何がしたい?」というと、「sorry、sorry」といい手をほどき、背を向けてしゃがんだと思った瞬間、振り向きざまに拾った子供の拳くらいの石を顔面に投げてきました。 目の前2mもない距離の出来事です。
慌てて避けたものの石は眼鏡の端に当たり、レンズが割れて眼鏡が吹っ飛びました。
道が暗く、眼鏡もどこに落ちたのか分かりません。
止血後:
右目の下と頬を割れたレンズでパックリ切りました。
目に当たらなくて良かったですが……
そのまま逃げるインド人を追っかけるも、サンダルでは思うように走れずまんまと逃してしまいました。
周りのインド人に「逃げたインド人を知っているか」と聞くと、皆が知らないという。
挨拶をしていたヤツまで「知らない」というので非常に腹が立ちます。
警察に行くために場所を尋ねると、その場にいた全員が相談をして皆が皆、違う方向を教えてくる。
そうなのです、宝石詐欺師をかばっているのです。
こうなるともう誰も信用できません。

話にならないので宿に帰り、ホテルのオーナーに事情を話して警察の場所を聞くと「ここに泊まっているとは言わないでくれ。」という。
「なんで?」と怒って聞くと「我々には関係の無いことだから」という有様。
客がインド人の暴漢にあってるのに"関係がない"というとは何とも……。
「ホテル名は言わない」と嘘をつき、警察の場所を聞いて、警察へ。

警察へ行くリキシャも当然のことながらメチャクチャにボッてきます。
こちらは目の斜め下から流血しており「暴漢に襲われたので警察にいきたい」と説明してもです。
「OK!それは大変だ!50ルピーでどうだ?(本当は10ルピー)」ってお前達は最低だっ!!
なぜこんな時にもボルの?
なぜ流血しつつも値段交渉をせねばならないの?
ああ、どいつもこいつも、本当にインド人にはウンザリ!!!

●インドの警察もダメだこりゃ
警察に着いて、窓口へ。
顔から流血していたので警官が直ぐにどうしたと聞いてきました。
事情を話し、「周りの連中は犯人を知っていると思う」と言うも「犯人の写真を撮ってきて。そしたら捕まえに行く。」とアホな回答。
その辺に住んでいるヤツと思うけれど、自分じゃ何もできないから警察に来てるっつうの!!!
「犯人の写真がないと分からない。」って言われても……あなたたちは犯罪をどうやって捜査するのですか?
警察官も話になりません。

その後、「眼鏡が壊れてなくなったので旅行保険を申請するためのポリスレポートをくれ」と言うと、白紙の紙を出して「自分で書け」と言いだします。
え?言ってる意味が分かりませんよ???
よく話を聞くと"警察宛て"に何があったかを書けと言うことなので、彼らが言うままに「To警察署:道を歩いていたら石を投げられて顔に怪我を負い、眼鏡が壊れ....以下省略....旅行保険用のポリスレポートをください。 日付、署名、日本の住所、滞在中のホテル名」と書きました。

するとその紙をコピーしに行き、しばらくして判子を押して戻ってきました。
その紙に『ポリスレポート』『このレポートはジャイプル警察署がけんぽこの為に作成しました。署名xxxx』と書いて、"はい、これで終了"。
ええええ???? こんなのポリスレポートじゃないでしょ!?
宛先は「警察署」だし、内容は「被害に遭ったのでポリスレポートが欲しい」というもの。
文句をいい、正式な書類を書いてくれと頼むも「これが正式のものだ。手続きして判子も押した。」の一点張り。
他の連中にも話すも、全員「これがポリスレポートだ」という始末。
そして最後に女警官が一言「それより、顔の血を拭いたら?」
ああ、警察官といえども所詮はインド人、ダメダメ具合は同じだよ……。
結局何をいっても無理で、自分の手書きの変な内容のレポートを貰っただけで宿に戻ったのでした。
これで眼鏡の保険金が請求できるのか謎で……日本での保険会社との交渉がちょっと面倒になりそうです。
文章内容はまったくレポートでもなんでもない。
下の方に - Police Report - と手書きで記述。
左上と中央下に警察署の判子あり。
翌朝、「こんなアホな町はさっさとオサラバだ!」とバスに乗り次の目的地ジョードプルへと向かうのでした。
立ち寄ったのが本当に無駄な町。
今日も連中はノウノウと外国人に宝石詐欺を仕向けているのかと思うと腹が立つばかりです。

ああ、神様、この世から全てのインド人を抹消してください。
特にヒンドゥー教徒は皆、良い人も全て跡形も無く消し去ってください。

間違いなく『世界平和にインド人(特にヒンドゥー教徒)は不要!』
やれやれ。
ジャイプル/インド
宿泊: Hotel PINK SUN (場所:有名宿Ever Green Hotelの直ぐそば) W:200Rs トイレ・水シャワー付き
★★★★☆☆☆☆☆☆ 40点  部屋だけなら"まぁまぁ"の60点。 しかし今回のオーナーの態度はどうなの?それがマイナスです。
物価: ネット(高速)40Rs./1h
お勧め: "LassiWala"のラッシーがすごく美味しい。小10Rs.大20Rs.。誰でも知っている店らしいので宿で聞けば分かるはず。同じ名前の店が3件並んでいてどれが本物かは不明です。味はほぼ同じらしい。私達は左端のインド人が沢山居た店で飲みました。