意外と楽しい中国人ツアー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
2007.07.10-13
成都発 3泊4日の『九塞溝』と『黄龍』(世界遺産2つ!!)をハシゴする"中国人用ツアー"に参加してきました。 ガイドさんは中国語しか話しませんので何を言っているのかサッパリ分からなかったのですが、ラッキーなことに私達の前の座席に中学の英語の先生(40歳過ぎの女性)が座っていて何かと通訳してくれました。 この先生、義兄家族と計5人で参加していたのですが、この家族全員で私達の面倒を見てくれて大助かり。 おじさん(義兄)はいつもニコニコと「こっちにおいで」とご飯屋やお土産屋で私達の場所を確保してくれ、おばさん(義兄の奥さん)は「これ食べなさい」と立ち寄り先で買物しては私達にご馳走してくれ、その息子(18歳:結構英語を話せる)はお土産屋や観光地で一緒に回って楽しく通訳してくれました。 そして彼らだけでなく、乗客全員(乗客35人中、外国人は我々2人のみ)からアレコレと気遣ってもらい、想像していたよりもずーっと楽しい3泊4日のツアーを過ごせました。
朝8時に出発して9時頃に超市(スーパーマーケット)に立寄ったのですが、みんな凄い量のお菓子や飲物を買いまくりです。 ツアー中に車内で食べるものを買っている模様。 あきらかに買い過ぎと思うのですが、なんとそれを半日くらいで食べ尽くしてました。 しかも途中に立寄る休憩所で更に果物やお菓子を買い足してムシャムシャ食べてます。 その食欲に唖然。 バスに座っているだけなのにどうしてそんなにお腹が減るんですか? ●2日目は『九塞溝』観光。 "ひろみん"が楽しみにしていた場所です。 広大な敷地は入口から奥まで30km以上もあり、その途中途中に池や滝などが数十も点在するので、敷地内はバスに乗って移動です。 各ポイントで乗り降りを繰り返し次々と観光していきます。 広すぎて一日で全部は回りきれませんでしたが、バスを多用したのでメジャーなポイントは全て観光出来ました。 生憎の曇り空でしたが、それでも池や滝は非常に美しく、その深い青色を見てはタメ息が出てきます。 "百聞は一見にしかず"ってことで、説明よりも画像をば。
この他にも見所満載で大満足! 独断と偏見による世界遺産評価: ☆☆☆☆ (※☆5つが最高) = 九塞溝 = 何でこんな美しい色で見えるの? 本当にキレイ!! 広い敷地内にある多数の見所を観光するのは1日じゃ時間が足りません。 中国人観光客だらけで場所によっては動けない程なのがマイナスかも? 不思議なことに西洋人は殆どおらず7人見かけただけでした。
午前中にお土産屋を3軒ハシゴ。 "民族工芸品"⇒"宝石・水晶玉"⇒"珍味"という順で巡りました。 "珍味"(牛肉加工品が主)のお土産屋がとても面白く、誰しもが店に着くなり台に置いてある「爪楊枝」を数本取り、珍味の試食に勤しみます。 列に並ばない中国人達なので当然押し合い圧し合いで珍味の取り合いです。 その様子が可笑しくて可笑しくて。 我も我もと試食の皿に手を伸ばし珍味を爪楊枝で突っつきあってます。 私達も負けずと手を伸ばし珍味を貪り食うのでした。 お肉が硬くてナカナカ楊枝が刺さらず、珍味が取れずで必死に突っつきましたよ、ええ。
珍味の後にやっと昼食で、その後にいよいよ『黄龍』です。 「お土産屋はいいから朝から黄龍に行ってくれ!」って感じですが、このツアーは普通より300元(約5千円)も安い分、お土産屋巡りが強制なのでした。 中国人は、お土産屋で面白いように何でも買う買う!! その購買欲は壮絶で、何百元もお土産屋に費やすのでした。 ツアー料金が安くてもお土産の売り上げで回収できるんですね、ウマく出来てます。 さて、『黄龍』は海抜3300m以上にあり、空気が薄くちょっと頭痛がします。 ロープウェイがありますが、お値段高く、バスの全員歩いて登ることに。 海抜3550mにある「五彩池」まで片道4.8kmの山登りです。 お土産屋で時間を使い過ぎて到着が遅くなったため、滞在時間は2時間半。 午後4時30分にはバスに戻れとの事。 往復10kmはあるので時間が足りません。 少し登るだけで息切れする中、私達は「ゼーゼー」言いながら急ぎ足で往復しバスに戻りましたが、大半の人は戻ってきていませんでした……急いで損したよっ! 結局6時過ぎに全員戻ってきて出発となりましたが、それなら最初から6時までにしておけ!! 英語の先生家族も怒ってました。(彼らも大急ぎで回った) そんな疲れた『黄龍』観光でしたが、これまたとても美しく、来て大正解!! 時間があれば、じっくりゆっくり歩いて回りたかった。 これまた "百聞は一見にしかず"ってことで ↓
独断と偏見による世界遺産評価: ☆☆☆☆ (※☆5つが最高) = 黄龍 = 九塞溝に勝るとも劣らない場所でした。 日が射した水棚は本当に美しく、ボケーっと眺めていたかった。 ●最終日の4日目は『お土産屋巡り&帰路』です。 朝7時半からお土産屋を"お茶"⇒"牛の角の加工品"⇒"漢方薬"⇒"宝石(翡翠)"と4軒ハシゴ。 私達は"漢方薬"のお土産屋で"高山病の薬"である「紅景天」の原材料そのものを購入! この"紅景天"の効果は、2ヶ月前の高山病で既に実証済みです。 けんぽこは"紅景天 LOVE!"なので、大喜びで買いました。 これで今後の標高の高い地域も怖くありません♪
そして午後5時過ぎに成都到着。 皆にお礼を言ってツアー終了となりました。 このツアーのお陰で中国人が大好きになれました。 ありがとう、ツアーのみなさん! |
偽ミッキーと世界遺産 | ||||||||||||||
2007.07.04-05
再び中国へ戻ってきました。 北京再訪問で "天安門&故宮"、"万里の長城"の観光です! 天安門は、TV等でよく見る通り。 上記画像の通りで特にコメントなし。 ビシッと直立不動の兵隊さんとは対照的に、国民のみなさんはダラダラと観光してましたよ。 飾ってある毛沢東先生はちょっとパンダのような髪型です。 あまり触れると何なのでコメントはこのへんで省略。
正面直ぐの有名な"太和殿”が改装中でした。
故宮は広く、結局3分の1程見て閉園(17時)となりました。 昼過ぎに行ったのですが、全部を見て回るには時間が足りませんでした。 特に何がスゴイ!ということは無いのですが、昔の皇宮そのままの中を歩き回れるのは実に楽しいのです♪ 独断と偏見による世界遺産評価: ☆☆☆ (※☆5つが最高) = 故宮 = 文化価値は非常に高いと思いますが、ここがスゴイ!というのはありません。 太和殿が改装中だったのが残念でした。 広すぎて歩き回るのが大変なのが難点? 天安門の翌日(7月5日)に万里の長城へ。
ここは長城から360度の景色を見渡せるのが有名なのですが、上まで登らず途中で折り返してきたのでその景色は定かではありません。 あまりに日差しが強く、登りも急で疲れちゃいました。 途中まででも十分に景色を楽しめたので満足です。
独断と偏見による世界遺産評価: ☆☆☆☆ (※☆5つが最高) = 万里の長城 : 八達嶺長城 = 人海戦術とはいえ、作った人達が本当にスゴイ。 長城が、遥か先までずーっと続く風景に圧倒です。 これで北京観光はオシマイ! 成都でビザ延長&九塞溝の後、中国新疆ウイグル自治区を西へ西へと向かいます。 そうそう、長城の帰り、素敵なビニールカバンを見かけました。
ディ○ニーマニアならそろえたい逸品です。 いいもの見れました♪ |
モンゴル⇒北京 移動事情 |
2007.07.02-03
ウランバートルから北京に戻るまで、何かと大変でした。 ウランバートル宿を出たのが2日の午後3時15分、北京の宿にチェックインしたのが4日の午前7時15分。 待ち時間もあるけれど、実に40時間の移動でした。 ウランバートルからの列車は、指定席なのに席の取り合いで、"ひろみん"はデブなモンゴル人のおばさんと一緒に幅60cm程の寝台席で寝るハメに。 おばさんに圧迫され隅っこに追いやられ20cmくらいの幅で寝ていたのですが、ひろみんが強引に寝返りをうち、おばさんを撃退!凄いぞ ひろみん!その後は子供と一緒に寝ていました。 "けんぽこ"は砂漠の砂が吹き込む(窓が壊れて閉まらない)所です。 砂が苦しいので顔にタオルを4重に巻いて就寝。 朝起きたら体に砂が積もって真っ白でした。 ウランバートルからザミーンウードまでの17時間移動、もう2度と経験したくない電車です。 数百円をケチって一番安い席(510円)にした為にかえって大損した感じ。涙。 次回利用時は「2等寝台(1280円)」にしようと心に誓うのでした。 段々貧乏旅行が辛くなってきて、もう歳ですねぇ……。 その後、バスで国境を越え、中国の国境の町エレンホトから寝台バスに乗ったのですが、そのバスがまた曲者で。 窓口でチケットを買おうとすると、駅の係員が外人はこっちで買えと他所旅行店へ誘導。 まだ昼前でしたが、もう座席がいっぱいとのことで15時半発のバスに。 値段もバスのグレードも窓口で買うのと同じなので言われるがまま購入。 後で分かったけれど、15時半までの間にバスは5本もあり、座席も普通に余ってそうでした。 チケット購入したバスは結局16時半に出発。 なんと乗客はモンゴル人と私達で中国人は誰一人として乗っていません。 寝台バスは快適でしたが、北京に午前3時に到着。真夜中ですよ、真夜中。 バスを降りるとそこはバス発着場ではなく、モンゴル語しか話せない(中国語通じませんでした)"モンゴル人"の客引きだらけの道路脇。 しかも全員ボリまくり。 中国に来て右も左も分からないモンゴル人は、2倍以上の金額提示でボラれるがまま彼らに着いて行くのでした……。 一般バスに乗せずにモンゴル人を固めた理由はこれでした。 外国で同郷の人間を騙す連中。イヤなものを見てしまいました。 エレンホトでは外の係員に何を言われようと"チケット窓口"で買いましょう。 で、私達は客引きを無視して、タクシーで目当ての安宿まで移動。 しかしドアを叩くも誰も出てこず、近くのマックで朝まで過ごしたのでした。 ああ、疲れた。。。。。 |