日曜バザールで買い物三昧!?
2007.07.27-31
こんな町はさっさとオサラバだっ!といいつつ、まだカシュガルです。
日中は40度以上あるのに、夜はかなり涼しくなるので2人揃って風邪をひき……32時間の各駅電車移動+スリのショックもある?

体調悪いのでちょっと観光しては宿でゴロンといった感じで、27日は新疆エリア最大のイスラム寺院とその周辺をプラプラ、 28日は調子が悪く2人共一日中寝てました。(30,31日も同様。ひろみんがダウン中。)
回復までもう数日掛かりそうで、さっさと移動したい気持ちとは裏腹に長く滞在しています……。

●29日、毎週日曜日開催の「日曜バザール」に行ってきました。
週1回だし、無理して行ってきたのですが見事に"期待ハズレ"……このバザール、各個人(ウイグル人のみ)が市場周辺の道路脇でイスラム帽子やシャツなどの商品を広げて売っているだけで特に面白みもなし。
人がぶつかって来る度(通路が狭い)に「むむ?スリか?」と敏感になり過ぎの私達には楽しむ余裕が無かったのかもしれません。

日曜バザールでは"アニマルバザール"なるものがあるらしいとの情報を得るも、時間が遅かったせいか見当たらず。
唯一、ロバを1匹売っていたのを見かけたのみでした。
買い手であろうオジサンがロバのコメカミのくぼみを何回も触診してましたが、ロバはコメカミで健康状態が分かるのかしら?
どんなコメカミが良いのか、気になって気になって。
「ほほぅ、いいコメカミですなぁ」とロバの品評中。
おとなしくて可愛いロバでした。
カシュガルでは"ロバの荷車"も道路を走っています。

●日曜バザールよりも"市場"の方が数倍面白い
市場はドームの下に日用雑貨、衣類、かばん、文房具、毛皮、香辛料、絨毯、装飾品屋、etc...が区分されており、それぞれがイスラムワールド全開で色煌びやか☆
"ひろみん"はここでスカーフ(イスラム圏の方達が頭に巻いているアレ)を探しました。
ボラれるかと思いきや現地人の1割増し程度の値段提示でいい感じ。
結局、気に入る柄が見つからなかったので購入しませんでしたが、イロイロと見て回るだけで十分楽しいし市場はオススメです。
市場なら毎日営業してますしね。
スカーフやストール。
オバチャンぽいデザイン多し。
女性用の洋服です。
色煌びやか!

●新疆名物"ハミ瓜"
「ウイグル自治区に行ったら"ハミ瓜"とブドウを食べなきゃ!」と随分前から楽しみにしていたのですが、カシュガルでやっと購入。
歯ごたえはちょっと硬いスイカのようで水分もいっぱい。
その色と味は、まさに夕張メロンそっくりで「オイシイー!」の連発です♪
お値段、驚きの 0.8元/1kg で 1つが大体 3元ちょっと(60円)!
夕張メロン(触感全然違うけど)が60円。
しかもこんなに大きいの!!
ハミ瓜 ≒ 夕張メロン味
デカイ・美味い・安い!
(これでも小さいモノを買いました)
リンゴと比較してみました。
2人でムシャムシャ食べるも半分も食べずギブアップ。
「ああ、もういい、もう食えない、夕張メロン食い飽きた、もういらねぇ。」と宿にいた他の旅行者にお裾分けしたのでした。
1人換算約10円で夕張メロンを食べ飽きられるのはウイグル自治区だけ! って夕張メロンじゃなくてハミ瓜ですが。。。。
ブドウも甘くて美味しいそうで楽しみ楽しみ♪

●ウイグルパン
町のアチコチで自家製ウイグルパンを売ってます。
ピザみたいな大きな平べったいものと、ベーグルみたいなパン。
どちらも美味しいのですが、私達はベーグルみたいなのをお気に入り♪
ゴマのかかった表面は堅く、中身はかなり弾力があるモッチリ仕様で歯ごたえありで、1つ食べれば結構お腹が膨れます。
そのモチモチ感+ゴマの風味が口に広がりウマ〜イ!!
中国では美味しいパンをあまり見かけなかったけど、このベーグル風パン(&平べったいの)はGood!
しかもウイグルエリアではどこでも売ってるし、おやつ代わりにオススメ!
路上でこんな風に並べて販売。
タイミングが良ければ焼き立ても!
パン底のコゲ部分を削ってくれてます。
表面にはゴマがいっぱいで美味しい。
これまた安く、1つ 0.5元 (約8円)!

そうそう、ウイグル人のレストランではビールなどのお酒類は売ってません。
ビール注文したら「無いにきまってるだろ!」てな感じで怒られました。
現地人は"羊肉串焼き"を注文しても、お茶で乾杯なのです。
中国といえども、しっかりとイスラム圏なんですね。。。。。ちなみに近所でビール買って持ち込んで飲む分には怒られませんでした。

おまけ:
金物屋のおっちゃん、カッコイイ!
顔と服装が違うだけなのに何だか絵になります。


スリにやられた!
2007.07.25-26
ウルムチから中国西端の町カシュガルまで一気に移動する事にしました。
寝台席のチケットがずっと先まで取れなかったので、硬座(向合いの6人掛け席、リクライニング無し)で30時間半の移動です。
寝台バス(24時間)は直ぐに取れるようでしたが、ひろみんが「バスはトイレが大変だからイヤ」との意見で電車です。
トイレが近いひろみんには例え座席が辛かろうともトイレがある電車の方が良いのです。

移動当日の25日、ウルムチ駅の待合室でまずビックリ。
乗客はウイグル族一色で、90%以上濃い顔の人達。
「ここはどこ?中国?」と思うほど、顔も服装もみんな違う。
イスラム圏の国に入ったかのよう。
聞こえる声は中国語よりもウイグル語。
濃い顔の皆さんに囲まれ、普段は騒がしい本場中国人もタジタジで大人しかったのが驚きです。
しかし、車掌さん達はいわゆる中国系のお顔の方達ですが、ウイグル人に怒鳴ってばかりでした。
車掌さんは強いのです。
元々、駅員や車掌達は無愛想なのですが、ウイグル人に対してはその無愛想さが炸裂といった感じでした。
これまた驚き。

寝台席ではなく座席(ゴミ散らかしたり、ツバ吐いたりと品の無い人が多い)だったからかもしれませんが、車掌さんが怒る怒る。
1時間もせずに床掃除をしに来ては怒りまくり。
中国語を理解しないウイグル人にも中国語で捲くし立てる。
そのウイグル人達は気にもしてない様子でしたが……。

硬席で長時間移動は、さすがに体が辛い。
26日の午後9時半過ぎにやっとカシュガルに到着(予定より1時間半遅れの32時間掛かりました)。
通路側だし、背もたれは垂直だし、混み混みだしで寝るに寝れず、ウトウトしては目が覚めの連続でかなり肉体的に疲れました。
精神的には、周りの人達と片言で会話したり、アレコレと食べ物を貰ったりで楽しい移動となりましたけどね。
この後に起きる事も知らず、
間抜け顔の"けんぽこ"
彼女らはすごく良い人達でした。
 
"ハミ瓜"を分けてもらいました。
歯ざわりはシャクシャク☆高級メロン風味!
 

そう、カシュガルに着くまでは楽しかったのです。。。。。。。

カシュガル駅について、町なかへ移動するのにバスに乗る時にスリにやられました。
被害は財布と現金のみで、キャッシュカード等の被害はありませんが、現金1200元+US$20(日本円にして約2万2500円)
少し多めに財布に入れていたのが致命的です。
別のポケットに入れていた15元と、ひろみんの持っていた小銭5元の計20元が残ったのみ。
今まで数百円をケチって旅行してきたのがアホらしくなってきました。
2万円もあれば、飛行機にも高級ホテルにも高級料理にもありつけるのに、ほんの数秒でパーです。涙。
ああ、自己嫌悪。。。中国だからといって油断していました、大反省。

バスに乗る時に割り込み割り込みで押し合いになり、その時に財布を抜かれたようで、バスの階段を上がった時点で財布がなくなっていました。
直ぐに気付いたのでバス内で騒ぎましたが、言葉も通じないし(財布を取られたのは理解してくれましたが)、当然、誰も何もしてくれず。
とりあえずバスを降りましたが、どうする事もできずで、結局その後に来たバスに乗って街へ移動し、ATMを探してウロウロし無事に現金を引き出して宿へ移動したのでした。
公安(警察)に被害届を出したところで、現金のみの被害だし、何が出来るワケでもないので行ってませんが、犯人は今頃ホクホクなことでしょう。
不注意とは言え、超ムカつく。
盗んだヤツに直ぐにでも大不幸が訪れるよう皆さんも呪ってください。

犯人1人(複数?)の為に、あっという間にウイグル人が、その濃い顔の連中が、大嫌いになりました。
その濃い顔が嫌い、その格好が嫌い、そのずうずうしさが嫌い。

ということで観光する気も起きないので、カシュガルは適当にやり過ごし、チベットを目指します。
キルギスへの移動はヤメヤメ。 中央アジアはしばらくいいや。
チベタン(チベットの人)は良い人ばかりなので、これまた油断しそうですがチベタンなら許す!!

中国の最後の思い出(チベットは中国と別物と考えてます)が嫌な形で終わりです。
でも中国は好きだモンねー!(負け惜しみ)

旅行5ヶ月終了の翌日(2007年2月25日に出発)にスリ。

スリさん ありがとう! お陰で、最近緩んでいた気が引きしまりました。
というか、今すぐにでも罰が当たって大不幸になってくれ!

盗られたお金は戻ってこないので、気分を切り替えないとです。
ああ、やれやれ。


濃い顔と美味しい羊肉串
2007.07.23-24
新疆ウィグル自治区の中心都市ウルムチ。
中国で一番内陸にある地区とはいえ大都会です
ウルムチにきて、イキナリ顔の濃い人達が増えました。
日本人とよく似た顔の人は60%程で、ウイグル族やカザフ族といわれる人達があとの残りでイスラム教徒が多く、イスラムファッション(頭に被り物している人)が多数。
中国語ではなくウイグル語もあちこちで耳にするし、道路標識なども中国語とウイグル語の2種表記。
何だか今までの中国と比べて、人の雰囲気が全然違います。

ここでは大した観光をせず、街中ブラブラ以外は、新疆ウイグル自治区博物館に世界的に有名らしい"楼蘭美女"と呼ばれるミイラを見に行った程度。
新疆ウイグル自治区博物館:
リニューアルオープンしたそうですが、館内はまだ工事中の場所あり。
 
何体かのミイラの展示(撮影禁止)をしていましたが、やはりミイラと言えども死体。
美女と呼ばれていても保存状態が良い(=美しい)と言うだけで、美女と言うより"気持ち悪い"と言う方が正解です。
3500年前のミイラらしいですが、その文化価値を堪能することはミイラマニアじゃないと難しいかもね。
その他にウイグル自治区に暮らす民族の蝋人形コーナーがあり、非常に沢山の民族(20以上はあったかと)が紹介されていました。
もちろん蝋人形の顔は濃い、濃い、濃い。
漢族とは全然見た目の違う民族ばかりで、こりゃ今までの中国とは雰囲気が違うはずですよ。

ウルムチでは昼夜を問わずケバブといわれる羊肉串を食べて大満足。
香辛料と塩加減がいい感じなので羊臭さをあまり気にせず美味しくムシャムシャと頂けます。
しかも1本1元(肉のデカイ店は2元)で安い!!
道端で羊肉串を食す!
串焼き屋さんは、町を少し歩けばどこでも目にします。
ひろみんが食べているのはトマト麺。
麺類ですら今までの中華とはちょっと違います。
 
しばらくは羊肉串の店を見かけては買うを繰り返しそう。
夫婦揃っての下痢、やっと治りましたしね♪

そうそう、ヒツジ臭く感じないと言えど、本数を食べると"次の日のおしっこがヒツジ臭い"のは、モンゴルと一緒でした。
ウイグル人は少しヒツジ臭い(市バスで体感☆)し、羊肉串も程々にせねば。


砂漠をラクダでお散歩してみる?
2007.07.21
敦煌(トンホアン)です!
"莫高窟(ばっこうくつ)"と呼ばれる中国三大石窟の1つ(世界遺産)と町の外れにある"鳴沙山(めいさざん)"という砂漠に行ってきました。
洛陽にある"龍門石窟(中国三大石窟の1つ(世界遺産))"に行った時(コイタビ。便り:2007年5月31日参照)に「他の石窟も見てみたい!」と思い、その思いを遂げにやってきました。

敦煌に寝台列車で午前8時前に到着⇒町へ移動⇒宿探し⇒朝兼昼食⇒莫高窟へとバタバタと移動。

楽しみにしていた莫高窟ですが、全ての石窟に鍵付きのドア(ガイドしか鍵を開けられず)があり、見学はガイドが選んだ洞窟を10個程回るだけ。
石窟は400以上もあるのにそのうちの10個だけ。 しかも観光客は「これがみたい!」と指定は出来ません。
全部を見ようと思ったらいったい何回入場しないといけないのやら?
あれこれ見たいと思っていたのに、いきなりガッカリです。
そうそう撮影も一切禁止!これまたガッカリで……仕方ないですけどね。
莫高窟で一番有名な場所らしい。
中には世界で第3番目に大きい石仏(弥勒菩薩)あり。
撮影禁止なので、外見の撮影のみで残念!
 
10個程度の石窟を回るだけで入場料は180元(約3000円)もします。
しかも特別窟といって保存状態の良い石窟や有名な石像等がある石窟は入場料とは別に拝観料を取り、その金額は100〜300元まで様々で何と言う暴利なことか。。。
維持保存費用が掛かるとは思うけれど、ちょっとヒドイ料金設定なんじゃ?と、ちょっと腹立たしいのでありました。
貧乏はイヤですねぇ。

さてさて、莫高窟では"外国人は中国人よりも入場料が高く"、専属のガイドが付きます。
タイミングよく、私達以外の日本人観光客が居なかったようで、私達とガイドさんと3人で回れてラッキー!
おかげでじっくりと話を聞け、色々と質問も出来て内容の濃い見学となりました。
見れる石窟が少ない分、こうでなくちゃです。
しかし見学で回った石窟は全部で8個(10個無かった……)。
大きく迫力のあるものを回ったようで、どれも素晴らしかったですが繊細さはイマイチでした。
龍門石窟とは違いカラフルな色彩が残っている石窟群は一見の価値あり。
大変興味深く・楽しい時間ではあったものの、あまりに短すぎる1時間半の見学なのでした。
見学後、敷地内を自由に散策してよいと言われるも、石窟は見れないのでさっさと帰りました。

独断と偏見による世界遺産評価: ☆☆☆  (※☆5つが最高)
= 莫高窟 =
各石窟は素晴らしいけれど、何しろ数が見れません。
見学もあっという間に終わるし、なんだかなぁーって感じです。
広い敷地内にある石窟を全開放してくれれば、間違いなく星5つなんじゃ?
苦労して行った分だけガッカリが大きくて……。

●そして、夕方から町の外れにある砂漠へ行きました。
町のすぐ近くに『鳴沙山』という砂漠が広がっており、市バスに乗って15分程で到着です。
本当に町のすぐ横にイキナリ砂漠が現れます。
「道路の向こう側が砂漠」なのです。
道の向こうがイキナリ砂漠。
何か変な感じです。
入口入るとラクダだらけ!
ラクダに囲まれると結構な迫力で怖い。
砂漠の名前は 『鳴沙山』 夕闇の中の砂漠は幻想的!
砂漠自体は、日本人がイメージする"シルクロードっぽい"をそのまんま形にしたような場所で、 砂丘とラクダ、遠くには蜃気楼。
午後8時でも直射日光バンバンで暑いを通り越して熱い!

ラクダに乗れたので、早速、乗馬ならぬ"乗ラクダ"。
"ひろみん"は初めてのラクダに興奮!
が、砂漠を片道ほんの3分程乗って終了で「え?もう終わり?」と呆然。
むぅ。
そしてラクダを降りた所から歩いて5分程でもう砂漠の中心です。
この砂漠、見た目より、ずっと小さいよ!

しかし、さすがは観光名所!
砂漠の中に池と建物が設置されており、砂漠の風景に色を付けてくれます。
砂丘を利用して砂すべりやパラグライダーなどのアトラクションもありました。
砂漠の中の池(オアシス?)って、何だかいい感じです。
人工物なのはご愛嬌。
画像左側の砂丘を滑って遊ぶアトラクション多数あり。
折角なので砂丘を登ろうと、頂上を目指し登ること30分、砂丘の半分を過ぎた辺りから斜面が段々急になってきて、登れど登れど足元が下に流されて上に進めません。
砂丘登りはかなりハードで体力無しの私達はもうバテバテ。
帰りの時間も迫っていたので、3分の2位まで登って引き返しました。
都合40分も掛けて登ったのに、下りは駆け下りてあっという間でした。
砂丘!
砂丘で遊ぶ!!
駆け下りムービーは画像をクリック!
夜の9時半を過ぎて、やっと日が沈みだし夕闇の砂漠をこれまた優雅にラクダに乗って(3分くらいだけど)、砂漠を後にしました。
それはそれは楽しい"砂漠アトラクション"なのでした。

敦煌行くなら『鳴沙山』で遊ぼう!!
本物の砂漠じゃ砂丘を滑ったりの遊びをしている余裕ないしね。
※日中は熱射病に注意



黄河の一番上流に掛かる橋
思い出の結婚一周年
2007.07.18-19
蘭州(ランジョウ)です。
ラーメンの原点と言われる"蘭州麺"を求めてやってきました♪
というか、実の所、成都でウルムチへのチケットが買えずで"蘭州"経由で移動なのですが、私達はラーメンが大好きなので立寄りといえども結構ウキウキなのです。

そして7月18日は私達の結婚記念日♪
一周年前日&当日の午後12時過ぎまで寝台列車の上段の狭い場所で寝て過ごしました。
おまけに成都での麻婆豆腐の一件以来、2人揃って水下痢……。
水下痢で寝台ベッドの3段目を昇り降りする辛さが分かるかっ!!
ああ、忘れられない記念日となりました。
寝台列車 硬寝台・上段。 この列車はエアコンも無く暑かった。
思い出の一周年前夜!

ビバ、入籍一周年!ですし、蘭州では良い宿・良いお部屋です。
駅に着いてすぐ、3日後の列車チケットを買い、ホテルに移動。
「今日は記念日だし、本場のラーメン食べようね!」とラブラブな私達なのですが、お腹は一向に良くならず……部屋に入るなりトイレに駆け込み、爆音と共にオシリから水を出しつつホッとするのでした。
2人して下痢、下痢、下痢!
"けんぽこ"は"ひろみん"のオナラ(爆音)を聞いたと大喜び!
ああ、結婚記念日、万歳!!
ホント、思い出深い記念日です……。

そんなこんなでお腹の様子を見つつ、少し遅いお昼にホテルの従業員ご推薦のお店で蘭州牛肉麺を食べてきました。
『金鼎牛肉面』(読み方不明)  中国全土にチェーン展開しているらしいです。   
これが蘭州牛肉麺だっ! お値段:5元 連日の下痢でゲッソリしています。
白いツルツル麺でコシがあり美味しい! 牛骨ダシのスープも美味しい!
しかもお腹に優しい感じで、スープまで全て完食しました。
これがラーメンの原点なのですね、もう大満足!!
蘭州麺、侮れません。

だがしかし、ホテルに戻るとトイレ地獄が待っているのでした……。
結局、その日は観光も出来ず(大雨も降ってましたし!)、入籍一周年はトイレと共に過ごしたのでした。

こりゃ、運があるってことだよね!

●7月19日 ラーメン食べて、周辺観光
またしてもお昼に蘭州麺を食べに行きました。
昨日の店の近くの、これまた従業員オススメのお店。

このお店の嬉しいのは、注文してから麺を練って伸ばして作ってくれる事。
"びよーん"と伸ばしては束ね伸ばしては束ねを繰り返し、あっという間に沢山の生麺を作り、それを数十秒茹でれば美味しい麺の出来上がり!
昨日のお店よりもモチモチして弾力もしっかりで非常に美味しい麺でした。
スープはあっさり味。
モッチリした麺は手打ちならでは!
美味しさにニンマリ。
テーブルに黒酢が置いてあり、それを入れて食べている人がいたので真似したら、これはウマい!!!
黒酢の酸味と見事に調和してウマさ倍増です。
こりゃ、日本のラーメンに黒酢入れてもスゴク美味しいかも!!
普通のお酢より黒酢。 これをやっているお店少ないかも?
どこか試してみてはいかがでしょう?
あー日本のラーメンも食べたくなってきた。。。

またしてもスープまで殆ど完食なのでした。
お腹の調子はもちろん良くなってませんけどね。
蘭州麺、最高!!

お昼の後は黄河観光に行きました。
黄河は黄色じゃなくて茶色い、大きい! 以上!
だって、トイレが近くてすぐに戻ってきたので、ゆっくり見てないしぃー。
雄大な黄河。
茶色い川を見ていたら、何故だか急にお腹がゴロゴロ……。
急いで帰りましたとさ。

しかし、いつになったらお腹治るんでしょ?
お腹は痛くないのが幸いです。
薬も買って飲んでますが、一向に治る気配なし。
はてさて。



店員さん!店前でウンコ座りでご飯食べられちゃ、魅力半減ですよー!
辛くて火が出る、お尻から…
2007.07.14-17
中国ビザの延長(ノービザ15日⇒1ヶ月観光ビザ追加)のため、成都でビザ発効待ちしてました。

ビザ延長したら"新疆ウイグル自治区"へ列車で一気に移動!!

と思っていたら、中国・夏の観光ラッシュのために10日後でもチケット取れませんでした……ガーン!!
仕方なくルートを変更し、まずは"蘭州"(17日午後に成都出発)へ。
蘭州からの始発列車か長距離バスで小刻み(と言っても千km単位。中国デカすぎ!)に移動していく方法をとります。
この後、各地で無事にチケット取れますように……。

さてさて、ビザ待ちの間の観光のお話です。

「麻婆豆腐」発祥のお店:『陳 麻婆豆腐』に行ってきました。
That's Origin ! :陳麻婆豆腐 本店
宿の近くに支店があったので「食べに行こう!」と勇んで行けば、ナゼかお休みで……。
盛り上がったマーボー気分は収まらず、本店まで行ってきました。

店内は大繁盛。 発祥のお店なので連日観光客が押し寄せるのでしょう。
席に着き、カラー写真付きメニューを見ると「麻婆豆腐」以外も沢山あってどれもスゴク美味しそうでした。

気になるお値段は、麻婆豆腐: 6元、ご飯: 1元 の合計7元(≒115円)。
なんと、その辺のお店と大して値段変わらずで安い。
発祥のお店でこの価格設定にはビックリでした。

気になるお味は、ピリリと利いた山椒とラー油との絶妙な辛さの中に豆板醤のウマミと豆腐のほのかな甘さが絡み合い、その味わいは正に絶品!
口の中いっぱいに広がる辛さと旨みでご飯が何杯でも食べれてしまいます。
That's Origin ! : 麻婆豆腐
原点がここにある。
と、いったことは全く無くて、大量のラー油と山椒で辛い、辛い、辛すぎ!!!
辛すぎて舌がビリビリして全く味が分かりません。
(※私達は辛いものに弱いワケではない)
それでも必死で食べていたら、胃まで痛くなってくる始末。
結構頑張りましたが、美味しくは感じられず、口と舌と胃が痛いしで"半分以上"残しました。

「母さん、あの盛り上がったマーボー気分はどこへいったんでせうか。」

さすがは本場の四川料理、原点の麻婆豆腐です。
辛さは半端ではありません。
辛いの大好きな人には美味しいのかも?

その2時間後、二人とも激しい腹痛&下痢に見舞われるのでした。
辛すぎてオシリも痛くて ヒーッ! これが四川の辛さというものか……。

その3日後、未だお腹下してます……二人揃って胃腸がやられたかも!?

行かれる人、その辛さを覚悟してください!!
麻婆豆腐以外が無難かも?(食べてないけど)

そうそう量が半分(3元)もあるので、まずはそれで試した方が無難ですよー。

おまけ:
「品」いう名のお店。
そのネーミング自体に"品"が無いんじゃ?