2007.04.30
ベトナム首都ハノイ。 バイク、バイク、車、バイク、バイク、バイクで空気は悪い&非常にウルサイ町にやってきました。
ここはベトナム人の力強さ(図々しさともいう)が凝縮された町。

この町で最初に思ったのが「道を渡れない.....」です。 信号は殆どないし、有っても皆無視するしで、いつまでも道路を渡れません。
ではベトナム人やバイクはどう道路を渡るか?
バイクや車が来てようがズンズンと割り込んで行くのが正解で、そのため交差点は大混乱。
軽い接触事故は日常茶飯事のようです。
人々は、スレスレでぶつかりそうになりつつ進んでいきます。

また、人々のサービスの悪さとボリかたが凄まじく、ウンザリしてしまいます。
例えば、店側がお釣りを間違え(ワザと?)ても悪いのはこっちです。 釣りが違うので指摘すると、こちらが責められます。

いやいや、本当にたくましい!
ハノイに来ると「ベトナム人はフランスとアメリカに勝った人達」ということが良く分かります。

あまり長居はしたくない町ですが、これぞベトナム!?

見るもの見たら中国だっ!


2007.04.28
これまた世界遺産の古都フエです。
町にある昔の王宮や寺院等の建造物群が世界遺産です、

4月27日からのベトナムの大型連休で観光名所であるフエは宿泊施設がどこも満室!
4月30日は「南部開放記念日」(ベトナム戦争の終結日)なので、この前後はお休みらしく、いわば日本のゴールデンウィークかお盆のような状態です。
街じゅうウロウロして、"翌朝7時までにチェックアウト"の条件付きでやっと1泊のみ宿を確保できました。
この時期の"安い"宿探しは大変だそうで、到着早々焦りました。
値段の高いホテルは沢山空き部屋ありましたよ、もちろん。

さて観光ですが、世界遺産の王宮内は、外の喧騒とは無縁で、広い敷地を静かに散策できました。
ユルユルと歩いていると、気分は昔にタイムスリップ。 この感じは京都のお寺を散策するような感じです。
気持ちが良いので、王宮の奥の崩れた遺跡の上でボーっとしてました。
人々が足早に王宮内を観光して回る中、時間を気にしない旅だからこその贅沢でした♪

そして夜、週末は王宮がライトアップされるとの事で観に行きました。
ライトアップされた王宮入り口付近は、昼間とは全然違う姿を見せておりGood! 王宮前の広場ではライトアップの明かりの中、サッカーをして遊ぶ子供達でいっぱいでした。

昼と夜、二度楽しめる世界遺産なのでした。

夜の王宮入り口。

独断と偏見による世界遺産評価: ☆☆☆  (※☆5つが最高)

ベトナムに来るなら、観光にフエをいれてもいいんじゃない?


2007.04.27
ベトナムにある世界遺産の一つ、ホイアンにきました。
古い町並みが世界遺産に認定されています。
昔から華僑が移り住んでいたようで、町並みは中国南部のような感じで、観光名所も古い中国屋敷ばかりです。
ベトナムで中国の古い町並みが世界遺産とは面白いです。
その中に"日本人が建てた"という橋もありました。 トップ画像がそれです。

また、この町は服や靴のオーダーメイド天国らしく、激安でオーダーメイドできるようで町の中は洋服屋だらけです。 荷物を極力減らしたい私達にはオーダーメイドの服なんて無用のものですが……。

しかし、この町、ショボイ、ショボ過ぎる!!
※オーダーメイドがメインの人には楽しい町かもしれません。

文化的価値は分からないので見た目で判断すると、町並みも汚いし、中国の古い屋敷も全然大したことがなく「ダメだ、こりゃ」でした。
観光箇所は一通りしっかりと歩いて観光しましたが、日本の地方にあるショボイ観光名所みたいな感じでしょうか。

ちなみに、ホイアンには三大名物と呼ばれる食べ物があるのですが、それらはどれも美味しかったです。
「揚げワンタン(名前の通り)」、「カオ・ラウ(米の麺)」、「ホワイトローズ(エビのすり身のワンタン風)」です。
左から 「揚げワンタン」、「ラオ・カウ」、「ホワイト・ローズ」。

この町の近く(車で1時間半)に、これまた世界遺産の「ミーソン遺跡」があるのですが、この町&アンコールワットを見た後では行く気も起きず、一泊のみで次の町にさっさと移動することにしました。

独断と偏見による世界遺産評価: ☆☆  (※☆5つが最高)

洋服などのオーダーメイドをしない人にはツマラナイ町かもね。


2007.04.26
ベトナムの一大リゾート地、ニャチャンです。
白い砂浜と大きな椰子の木が約5Kmも続いている海岸は人もまばらでプライベートビーチ状態。
真っ青な空と透明な海、出発2ヶ月目にして、やっと新婚旅行っぽい場所に来ました♪

しかし、今は一番暑い時期なので、照りつける太陽は半端ではなく日向には10分もいれません。
日焼け止めをしていてもすぐに肌がヒリヒリする程です。

ということで、昨日はビーチは適当にやり過ごし、町外れにある"ベトナムで唯一"の泥温泉に行ってきました。
またしても、泥温泉!(1回目は台湾です。ひろみん日記の2007年1月参照)
このスパの詳しい話はひろみん日記に任せるとして、とてもとてもスゴイ効果のある所で全身超スベスベになりました!
その効果たるや、翌日でもまだスベスベです!

お肌もスベスベになったし、これでこの町にも思い残すことはありません。
ビーチで泳いでいないけれど次の町へGO!
新婚旅行気分は1日で終わりなのでした……。
泥のお風呂でご満悦。


2007.04.23
ベトナムと聞いて、最初に思い浮かぶのが「ベトナム戦争」 。
ということで、ベトナム戦争に関連する施設を観光してきました。(強引)

まずは「クチ トンネル」。 ここは、地面にある穴を見て回れる施設です。
この穴、ベトナム戦争中、ベトナム解放戦線(いわゆるベトコン)の拠点として、アメリカが最後まで手を焼いた所で、枯葉剤やら集中爆撃やらアメリカのメチャクチャな攻撃にも屈することなくアメリカを追いやった、ベトナム人の凄さを感じられる場所です。 なんたって地下に穴掘って、そこを行き来してアメリカ軍を翻弄、最終的に撃破したのですから!
アメリカの兵器に対して人力で対抗したベトナム人。
大げさにいえば"機関銃"に"ゴム鉄砲"で勝つようなものです。
それを可能とした地下の穴は本当にスゴイ。
人1人が屈んでやっと歩けるような複雑な構造の穴を全長200km以上も堀ったとの事。
トンネルに入るひろみん。
実際に穴に入ると、中は狭くて真っ暗で蒸し暑く、おまけに息苦しくてマトモに移動が出来ません。
こんな中を自由自在に行き来し戦ったとは信じられません。
穴の中を歩いているひろみんの写真を撮ろうとしたのに狭すぎて振り向けず写真が撮れなかったくらいの狭い穴です。
かなりデブな人が潜っていった時には、周りの観光客みんなで心配していました。 なんとか通れたようでしたが。笑
戦争中のトンネルには会議室や病院、台所、その他、いろいろな役割の部屋があったようで、それらを再現しており見ることが出来ました。
それぞれ何が楽しいってわけでもないのですが、「へー!ホー!」と関心する感じで良かったです。
ホーチミンへ行った際には「クチ トンネル」観光を是非してみてください。
朽ち果てた戦車に腰掛ける。 お金を出せば機関銃も撃てます。

その後、「戦争証跡博物館」にも行きました。
ベトナム戦争の事実を写真、遺物、各資料、実際の兵器等の展示で伝えている場所です。
悲惨な戦争写真の数々、枯葉剤による奇形児のホルマリン漬け、戦争犠牲者のビデオ等、本当に戦争は愚かなものと思い知らされる施設でした。
ここもオススメです。 是非行ってみてください。

しかし、施設にある兵器の前で喜んで銃を撃つようなポーズをして写真を撮っている西洋人を見て、あきれてしまいました。
そのすぐ後に、中国人のおじさんグループが来て、戦闘機の前で敬礼ポーズで撮っていました。
きっと日本人でもフザけたポーズを撮っている人は沢山居ることでしょう。
「世界平和は遠いなぁ」と思った瞬間でした。
思わずポーズをとっちゃう?兵器の数々。 10台程、展示してありました。


2007.04.22
ベトナムに来ました。 ホーチミンです。
カンボジアより少しだけ涼しい(といってもメチャクチャ暑い)です。
町中、バイク(スクーター)だらけで、少し大きい道路だと渡るのがかなり大変です。 おまけに空気も悪く、排気ガス臭いです。
今回はビザなし入国なので滞在許可が15日間しかありません。 駆け足での観光&縦断となりそうです。
ベトナム後半は、中国の大型連休(5月1日〜7日)と重なるのでバタバタしそうな予感も……さてどうなるやら?


2007.04.20
カンボジアの首都 プノンペン。
今日のカンボジアは政治も安定し、治安も落ち着き、アンコールワット観光を中心に経済発展し、シェムリアップだけでなく、ここプノンペンも驚くべき速度で発展しています。
シェムリアップには韓国のソウルからの直行便も出来、益々観光産業に期待できる模様。
人々も裕福になりつつあり、物価も上がり、バイクタクシーのドライバーが「この数年で全てが大きく変わった。」と微笑んだのが印象に残りました。
ドライバー曰く、"近年のカンボジアの道路と学校の殆どは日本のODAで作られている"とのことで日本は非常に貢献しているらしい。 ちょっと嬉しい。

6年程前、この町で本物の"警察官"に拳銃を頭に突きつけられ、「マネー!」とお金を取られたのですが、それが嘘のよう。
今は町で見る警察官は誰も拳銃を持っていないし、皆、親切そう。
(銀行の中には自動小銃を持った怖そうな人が居ました。)
印象に残った町看板(かなり大きい)。
「もう私達に武器は必要ない」という看板です。
これも日本の作成のようで左下に日本の国旗が描いてあります。
夜も結構遅くまで歩いても平気になって、これからの発展が益々楽しみなのでした。
5年後にまた来たら、もっと変わっていることでしょう。

カンボジアの未来にもっと光あれ!


2007.04.15〜04.18
行ってきました、アンコール・ワット。
カンボジアが誇る世界遺跡だけあって、さすがにスゴイ。
遺跡は沢山あるし、規模が大きいし、色々見て回るのが大変で大変で。
40度近い炎天下の中、次はこっちだ、その次はあっちだと、4日間で計20箇所回りました。重複入れると24箇所です。
朝から日没までシッカリと遺跡めぐりして、宿に帰ってきては「疲れたぁー」とグッタリする毎日を送ったのでした。
独断と偏見による世界遺産評価: ☆☆☆☆☆  (※☆5つが最高)

さて、アンコールワットの遺跡群はどれも素晴らしいものですが、その中で印象深かった遺跡を2つ紹介。 どちらもアンコールワットからかなり離れた場所にある遺跡ですが、オススメの遺跡です。

ひとつめは 【クバール・スピアン(Kbal Spean)】 という遺跡。
シェムリアップから50km程離れた場所にある川の源流にある遺跡ですが、アンコール遺跡郡の中で他に無いちょっと変わった遺跡です。
2〜300mくらいに渡り、川の岩々に彫刻が施されており、その川沿いを歩いて彫刻の数々を見るものです。
遺跡へは、岩だらけの険しい山道を40分程登らないと着きません。 非常に疲れますが、その苦労の甲斐がある遺跡と思います。
水中の岩に仏像が彫られています。 こちらは乾季で水が少ないため
良く見えたもの。
その昔、ここは聖なる川と考えられていたようで、ここの水で沐浴すれば無病息災、幸せになれると信じられていたそうです。
現在でもカンボジアの人々の信仰の対象になっており神聖な川とのこと。
となれば、沐浴しないわけにはいきません!!
都合よく、滝があったのでバッチリ打たれてきました。
これで無病息災、幸せまっしぐら!?
水に打たれ白く光る "けんぽこ"

そして、ふたつめは 【ベンメリア(Beng Mealea)】 という遺跡。 今回のアンコール観光の中で一押しの遺跡です。
シェムリアップから80km離れた場所にあり、2002年から公開されるようになった遺跡です。
この遺跡の凄いところは、森の中に埋もれた崩れた遺跡の上をどこでも自由に歩きまわれること。 彫刻のある崩れた壁や天井をよじ登り、遺跡の中を自由にウロウロできます。
そう、まるで遺跡全体がアスレチックのようなのです!
「あそこに行くにはどう行けばよいか?」とルートを考え、全身の筋肉を使って登っていく。 そして登った先から見る景色がまた最高!!
今後、いつまでも遺跡の上を歩かせてくれるかも分かりませんが、機会があれば是非訪れてみてください。
他の遺跡を行かずとも、ベンメリアには行きましょう!
探検気分満載で本当に楽しい! ただし、疲れること必須です☆
入り口を背に第二回廊の上で。 遺跡は木々に侵食されている。
森の中の遺跡。 中央祠堂の頂上からの景色。
時には木によじ登り上を目指す。 崩れた中央祠堂を登る"ひろみん"。

アンコールワット観光の最終日、観光を終え、「よし、明日は移動だ!」と近くのATMにお金を引き出しに行ったら、引き出し中にATMの画面が故障しブラックアウト。 キャッシュカードを吸い込んだまま出てこない!!

このキャッシュカードがないとお金が引き出せなく大ピンチ!!
慌ててクレームの電話を入れるも、向こうは「今日は対応しない。明日、銀行に回収したカードを取りに来い」の一点張り。

そして翌日(19日)、銀行員の対応と態度が悪く、銀行内で大声でモメたシェムリアップ最終日……。

ATMが壊れたのは彼らの責任なのに誤りすらしない。 おまけに「あなたが何も操作をしなかったから悪い」と言う。
「画面が映らないのにどうやって操作するんだ?」とこちらが言うと「ATMは壊れていない」と言う。
昨日の夜から今朝もまだ壊れていて、ずっと電源を落としているままなのに。
あまりに頭にきたので汚い英語表現連発で大声で怒鳴りまくりました。
ここのスタッフは本当に最低です。
結局確認もせず「ATMは壊れてないし、カードを飲み込まれたのは、あなたが何も操作しなかったのが悪い」というばかり。
しかも周りの客に「私達は何も悪くありません、頭のおかしい旅行者が騒いで困りますね」的な感じでアピール。
この超最低のサービスを提供するその銀行の名は"ANZ Royal"(何故かカンボジアで大手の銀行)。
旅行の際は利用するのをやめましょう。

出発当日までキャッシュカードが戻らず、出発も遅くなり、〆の悪いアンコールワットとなりました。涙。

聖なる川で滝に打たれた効果ないじゃん!!


2007.04.14
新年明けましておめでとうございます!
※本日は、タイ、ラオス、カンボジア、その他周辺地域の新年です。

昨日、アンコールワットで有名なシェムリアップに来ました。
新年のお休みで、町全体が非常に混んでいるようです。
「ソンクラン(水掛け祭り)をアンコールワットで!」と思って来たのですが、何と2年前から政府が水掛けを禁止したそうで、一部の寺院で細々とやっているとの事。
走っているバイクにも水を掛けて事故が多発だったそうで、「そりゃ政府が禁止するでしょ!」って感じです。
「モーまったく!(怒)」と思いつつも、その話を笑いながらする現地の人に笑わされました。

タイでは各地で盛大な水掛け祭りが行われているようで、こちらのTVでも放映されており、益々寂しさが……。
しかし、昨夜はゲストハウスの家族達の年末パーティーに参加させてもらい、カンボジア料理とお酒をご馳走になりラッキー!
明日からアンコールワット観光です☆

年末パーティー@ゲストハウス


2007.04.07〜04.11
カンボジアまですぐそこ、メコン川のラオス最南端の中洲にあるデット島に5日間滞在していました。 この辺りには大小様々な島があり、その中でも旅行者に人気の高い島がデット島です。

ここは電気も水道も無い島(発電機により日没から数時間は各ゲストハウスで明かりがつきます)で、水はメコン川の水を汲んで使用。 トイレもシャワーも料理も洗濯も全て川の水です。

この島の隣のコン島(橋で繋がっている。上画像がその橋。右側がコン島)のビーチからボートに乗ってカンボジアの国境付近まで行き、そこで【ピンク色のイルカ】が見れるというのでやってきました。
このイルカ情報、ミャンマーのインレー湖で出会った旅行者から聞いて初めて存在を知ったのですが、ラオスに来て、いくつかの宿のGuestBookで何人もがデット島を勧めており、これはもう行くしかないと。

この時期、島は旅行者も少なく、私達が泊まった宿は貸切状態。
この何も無い島、不思議なことに、朝起きて周辺を散歩してバンガローでハンモックに揺られながら川を眺めているうちに一日が終わってしまいます。
泊まっていたバンガロー。
電気も無いですが、居心地良くて5泊しました。
デット島について早3日、イルカを見に行かず、ノンビリした日が過ぎました。
これはイカンと4日目にしてついにイルカを見に行きました。
自転車を借りて、漕ぐ事20分程でコン島のドルフィンビーチに到着。
朝か夕方が良いと聞いていたので、午後4時にビーチに行きました。
そこからボートで30分程でイルカウォッチングポイントに到着です。
舟からイルカを見ると思っていたら、川の中央にある10m四方程の岩に登って、そこからの観覧でした。
さて、ポイントに着いたものの全くイルカは見えず、今日はダメなのかなぁと話していたら、ボートの兄ちゃんが「ドルフィン!」と。
指差す方を見ると、居ました、居ました!スゴイ遠くにイルカらしい生物が!
「ん?小さくない?」と思っていると、片言の英語とラオ語+ボディーランゲージでイルカの説明をし始めました。
なんでもここに生息する川イルカは小さいらしく、1mにも満たないとの事でちょっとガッカリ。
しかし一度見えてからは、何回も水面に出てくる姿を見れました☆
どれもかなり遠くで小さくしか見れませんでしたが、水面に顔を出したり、もぐったり、背びれを出して泳いでいたりといろんな姿をバッチリ見れました♪
唯一撮れたイルカらしい写真。
イルカは、ラオ語で「バカ」といいます。
しかし、ここで問題。

「イルカ、ピンクじゃないじゃん!」

そうなのです、ピンクと聞いていたイルカ、普通の灰色なのでした。
夕日に照らされてなんとなくピンクっぽく見える事もあるのですが、ボートの兄ちゃんも小さい声で「イルカは灰色」と言ってました。笑
期待していたイルカ、ピンクじゃなかったけれど見れて満足!
(イルカを見れない日もあるようです)

大満足で島の最後、そしてラオスの最後を締めくくれたのでした。

ピンクのイルカ、この後、いつか、世界のどこかで見れますように!
っていうか、ピンクの居るの?本当に?


2007.04.06
ビエンチャンからバスを乗り継ぎ、ラオスで2番目の世界遺産"ワット・プー"に行ってきました。
チャンパサックという町から8Km先にあるのですが、このチャンパサックという村は、道が一本あるだけの非常に小さい所で世界遺産が無ければツーリストは滅多に来なそうなところです。 実はビエンチャンの古本屋で立ち読みした"地球の歩き方 ラオス編"に「パクセー(バスを乗り継ぐ最初の場所)からの日帰り観光は難しい」と書かれていたので、わざわざ夜行バスを降りてすぐ、疲れた体にムチ打って、ローカルのボロボロのギュウギュウ詰めのピックアップトラックに乗り、このチャンパサックまで来たのですが、実際はパクセーから余裕で日帰り観光できます。怒。

しかも、ワット・プーは世界遺産というわりに非常にショボイです。 とりたてて大きくも無く、何があるでもなく。 なぜこれを世界遺産にしているのか謎ですが、何かしらの文化価値があるのでしょうが、当然、私達に文化価値は分かるわけも無く、見た目で判断する限り「こんな所までワザワザ苦労して見に来る価値は無いかも?」と思いました。
ただし、遺跡の頂上から山の麓を見下ろす景色は、爽やかな風に吹かれ非常に気持ちのいいものでした。

しかしこれまた問題があって、頂上には野生のマンゴーの木が沢山あり、風が吹くと同時に"虫食いのマンゴー"が上からボトボト落ちてきて危険!
ちょうどマンゴーが実る時期だったので、地面は落ちたマンゴーだらけで危ない危ない。 マンゴーの時期じゃなければ問題なし!?
頂上にいた野犬が落ちてるマンゴーを食べていたのには驚きました。
犬はマンゴーを食べる動物。 勉強になりました。

文句もいいつつ、なんだかんだで2時間程見学してワット・プーを去りました。

コイタビ。の独断と偏見による世界遺産評価: ☆☆  (※☆5つが最高)
暇な人は見に行くとよいと思います。

遺跡の中央の道を登っていきます。 頂上へ、かなり急な階段。
頂上からの風景。吹く風が爽快! 頂上の遺跡。周りはマンゴーだらけ。
ワニの遺跡。人を入れて生贄に。 蛇(?)の像。


2007.04.4
午前中にタイに行き、14時過ぎにラオスに戻りました。
ビエンチャンからの国境越えは、メコン川に掛かる長い橋の上を通ります。
タイとラオスを繋ぐ橋、その名も「友好橋(Friendship bridge)」。
歩いても渡れますが、普通は橋の上のみを行き来するバスで橋を渡ります。
まずは友好橋まで行こうとバス発着所で調べると、毎日6本、タイ側のノンカイという町までの国際バスがありました。(値段:15,000K(195円))
乗り換えなしで楽チンに移動できるので、これを使わない手はありません。
どうやらタイ側が運営しているようで、バスは大型でとてもキレイ。 エアコンもちゃんと動いてます。 ラオスに来て、初めて快適なバスに乗れました。

面白いのが、ラオスの【首都】からタイの【田舎町】に移動するにつれ、景色はドンドン都市化していきます。
一国の首都が川を一本隔てた田舎町よりも全然発展していないことは、「国が変わったんだ」と実感できる風景でした。

2007.04.3
昨日の午後から、ラオスの首都ビエンチャンに居ます。
15日間有効のラオスビザが移動中に切れそうなので、1度タイに抜けて再度ラオスに入り直しするためにやってきました。
こうすることで、ラオスにまた15日間は滞在可能となります☆

さて、本日は、カンボジアビザを取得してきました。
ラオス・カンボジアの国境でのビザ取得は"係員がビザ代金をボってくる"とのことで、面倒を避けるべく事前に取りました。
最近まで取得に3日必要だったのが、今は"当日発行"になってます。
午前中申請の午後4時受取りで、料金US$20の要写真2枚。
取得に時間掛かると思ってたのに、こりゃラッキー♪

ビザ取得ついでに、ビエンチャン近郊にあるとある施設へ行ってきました。
その名も「ブッダ パーク」。 数多くの変な仏像だらけの広場です。 今日のトップ画像もここでの一枚です。

地図が無く、道を間違えつつバイクで迷走すること1時間ちょっと(実際は市内から32kmの距離)。
外からのパッと見は普通な感じなのですが、中に入ると本当に変な仏像だらけで圧巻。
仏像は近年作られているもののようで遺跡でも何でもないのですが、その辺の遺跡よりもスゴイ!
奇妙な仏像ばかりを大量に作って置いているオーナーは、かなりのマニアか信心深い人か……。
これらの仏像(あきらかに仏様ではないモノも沢山)の元になる物語があるのかは分かりませんが、化け物のような像も沢山あり、何が何だか分かりません。
変な仏像(?) 大集合 仏様???
3つ頭の象とその上の像。 所狭しと100体程の仏像たち。
でも、一生懸命に像を見て回っているお坊さんも数人いて、「え?これって、ありがたいものなの??」と謎は深まります。
「ブッダ パーク」、とても不思議な空間なのでした。 機会があれば是非!


2007.04.1
特にこれといったものが無い町、バンビエン。
本当に何も見どころは無く、ノンビリとした雰囲気の中、川でも見てボーっとするような町なのですが、そんな町だからこそのアトラクションがひとつ!

それは 【チュービング】。 タイヤチューブ(デカイ)に乗って川下りをするあれです、あれ。 そのためだけに、この町に立寄りました。

迫力満点の川下り! を期待するとガッカリなのですが、"どんぶらこ・どんぶらこ"とダラダラ流されること4時間半。
途中の休憩や遊びを入れて6時間半かかりました。
チュービング直前 ひろみんの流れてる様子
中国の水墨画のような山々に囲まれ下る前半は最高!!チュービングに参加した全員大喜びで川下りしてました。
少し流されると、各々の休憩所&バーが見えてきます。
そこではターザンジャンプが出来る施設があり、飲み物を買えばで何回でもそれを使って水に飛び込めます。
欧米人は奇声を上げ、大喜びで飛び込んでいます。
下品に奇声を上げ、飛んでは落ちを繰り返している様をみて、日本男児たるけんぽこ先生が立ち上がりました。
「ここはひとつ、色の白いサル共を教育してやろう!!」と。

そして、挑んだ姿が↓
It's Miracle!
It's Miracle! 画像をクリック
ああ、神よ! 奇跡が起きました。
けんぽこは美しく回転して水の中に消えていきました。
華麗な姿に、色の白いサル共もおとなしくなりました。(希望)
ああ、マジでビビった。

ひろみんの勇姿はこちら↓
ひろみんジャンプ
怖い怖いとナカナカ飛ばなかったものの
最後は無言でジャンプ。 ※画像をクリック

その後、休憩終えてゴールを目指すも、中盤からは流れが弱く全く前に進まないので、延々と手と足で漕ぎ続ける羽目に。
終わったときには全身疲労でグッタリ。 途中まで元気にはしゃいでいた欧米人達も、皆、無言で帰っていくのでした。

その夜、日焼けの痛さと漕ぎ続けた腕のダルさで寝れなかったのは言わずもがな……。

ものすごく疲れましたが、本当に面白かったです!