憧れのタンザン鉄道 | ||||||||||||||
2008.03.07-09
ザンジバル島から夜行フェリーに乗り、翌早朝ダルエスサラムに到着。 町で昼過ぎまで時間を潰しタザラ駅へ。 定刻通り15:50に出発進行! アフリカで一番乗ってみたかったのが、タンザニアとザンビアを繋ぐ国際列車"タンザニア・ザンビア鉄道(タンザン鉄道)"なのですが、なんでも「車窓の風景はまるでサファリ気分」で、国立公園の中を通過する時にはゾウやキリンが見られるらしい。 走る車窓から野生のゾウやキリンって、これはもう乗るしかないでしょ! ●1等席は楽チン、極楽 1週間前、タンザン鉄道の窓口でマラウイへの町ムベヤまでの2等席を購入していたのですが、旅友のJun&しかちゃん(HP:世界旅)が同日乗車だったので、出発直前に4人で1等個室に移動しました。 タンザン鉄道は1等2等共に全て男女別の個室なので、個室の座席全部をグループで押さえない限り夫婦でも一緒の部屋にはなれません。 1等個室は4人部屋(2等は6人)なのでJun&しかちゃんと私達の4人でバッチリで、気心の知れた仲間と一緒に、完全個室でセキュリティの不安も全く無しで超快適。 実は出発前、けんぽこが2等個室に行くと、同室の現地人が「チーノが来た!」と席に荷物をドンドン置かれる嫌がらせを受けたのですが、あのまま2等席にいたら居心地の悪い移動となっていたでしょう。
もちろん個室の中で食事をして、食事が終わった後にスタッフが片付けに来てくれます。 料理のお味はタンザニアで食べた中ではかなり上位のお味でしたし、値段も高いものでも3000TSH(≒240円)程度の良心価格。 快適な個室と美味しいご飯で、う〜ん満足♪
現地人との交流(?)満載な2等席も面白いかもしれませんが、 2等席じゃ、この快適さは味わえなかったことでしょう。 一緒に1等に移ってくれたJun&しかちゃんに感謝!! ●世界の車窓から 噂どおり、タンザニア側の車窓からの景色は素晴らしく(ザンビア側は見ていないので不明)、地平線まで続く大平原に「これぞ、イメージしてたアフリカの景色!」と興奮。 そして、そして、大量のゾウとキリンをこれでもかっ!と……
◆車窓から見た動物 1.野良犬を10匹程 2.飼い牛を多数 3."服を着たゴリラ"そっくりな人々を線路際で常に ゾウやキリンは運が良かったらのことだったんですね、あー、残念。 それでも、素晴らしい景色ととても快適な車内で楽しい一泊二日の移動となりました。
●最後までウザいタンザニア 翌日13時過ぎにムベヤ駅に到着しました。 駅出口に乗り合いミニバスが止まっていて、マラウイ国境行きのバススタンドまでは、1人250TSH(現地人200TSH)。 ここでもしっかりボッテきてます。 そして駅には宿の客引きが多数居て、その中にはスリも混じっており、私達と一緒にミニバスに乗ってきました。 私達はカバンとズボンのポケットを漁られそうになりましたが、気付いて肘鉄で反撃。 犯人はとぼけて降りていきました。 運転手に文句をいうも、スリの仲間(?)なので笑っているだけで最悪です。 ムベヤ駅からのミニバス移動、スリの被害に遭わないように厳重注意ですよー。 あー、あと少しでタンザニアを抜けられるのに本当にウザい、ウザすぎる。 タンザニア入国から出国まで、観光盛り沢山のタンザニアはとても楽しかったのですが、客引き、商売人、移動の度に本当にウンザリすることばかり。 今後、もしも"タンザニアへの募金"などというものに遭遇したら、断固拒否を心に誓いました。 そして翌日(3月9日)、国境へのバスもこれまた気が抜けず、最後の最後までタンザニア人に苦労しつつ、マラウイへと向かうのでした。
さらばタンザニア、"キリマンジャロ"を登山しなかったことだけが心残りだよ。 タンザン鉄道については ≪ひろみん日記:『タンザン鉄道の車窓から』≫もどうぞ。
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