楽園、ザンジバル! | ||||||||||||
2008.03.01-06
サファリの後、タンザニアの首都ダルエスサラムを経て、インド洋に浮かぶ島、ザンジバル島へ。 ザンジバルって響き、何かカッコイイよねー。 ダルエスサラムからザンジバル島への移動はフェリーを利用(飛行機もあります)。 高速フェリー(所要1時間半:35ドル)と低速フェリー(所要3時間半:20ドル)の2種類があり、もちろん私達は値段の安い12:30発の低速フェリー。 出発時間も都合良いし、値段が安いのにVIP席♪ いざ、ザンジバルへ!! ●極楽?タンザニアのリゾート島 VIP席の優雅な移動で疲れもゼロ。 フカフカのソファーでこんな快適移動は久しぶりでした。
さー、リゾートを満喫するぞー!! と思いきや、到着早々、ウザい客引き達がゾロゾロ。 1時間以上もずっとまとわりついて来る客引き達に初めて出会いました。 島に到着して宿探しをしていると勝手についてきて、私達が入ろうとする宿に先に入り「自分が連れてきた」と言い張って紹介料を貰う魂胆です。 「ついてくるな」と言っても後をついてくるので、レストランに入って30分程ノンビリとコーラを飲んで、店を出たらまだ待ち構えてました。 その後もずっと後をついてきます。 「くるな!」と怒鳴ってもニヤニヤしながら少し距離を開けてついてきます。 ホテルは客引きを優先するので何を言っても割引交渉成立せず。 客引きのせいで安宿探しに手間が掛かり、炎天下重い荷物を背負い1時間以上も歩き回る羽目に……。 そんなこともあり、客引きを追い払ってくれたホテルにチェックインしました。 楽園のザンジバル島で、タンザニアのウザさ大爆発です。 この島は外国人には何倍もボッてくる輩が多く、観光自体が疲れます。 正直な客引きや商売人は少なく、普通の人もアジア人を見ると「チャイナ!」と小馬鹿にするのも特徴。 そしてザンジバル島は押し寄せる西洋人のお陰で対外国人への物価が急上昇し、ホテルも軒並み1年前の情報と比べて2倍の金額になっています。 ノンビリしようにも町中の客引きがウザ過ぎるし、ノンビリできないよー! 独断と偏見による世界遺産評価: ☆ (※☆5つが最高) = ザンジバル島 ストーンタウン = 奴隷売買の島だったこともあり、その歴史を残そうと言うことで世界遺産に認定? これといった見所はあまりなし。 しかもこの島、タンザニア人のウザさが大爆発です。 正直、ストーンタウンを見にくる価値はありません。 他所のビーチを満喫しに来るなら良いかも……。 むむむむ、これが楽園なの? ●島の裏側に楽園が? 島の入口のストーンタウンに1泊して、乗合いトラックで1時間半の"パジェ"という島の東南にあるビーチへと移動です。 ここには日本人経営の"パラダイスビーチバンガロー"というホテルがあり、そこで美味しい海鮮や日本食が食べられるらしい。 久しぶりの日本食、しかも海鮮と聞いて、興奮気味の私達。 "パジェ"でトラックを降り、炎天下を約1km歩くと"パラダイスビーチバンガロー"の手前に"ンダメ・ビレッジ"というホテルが見えてきました。 情報によると、ここは1泊25ドル。
受付で値引き交渉をしていると、後ろから西洋人オーナーが登場して1泊45ドルとの事。 「私達には高過ぎるから」と更に値引きを頼むと「ハン!」と鼻で笑い、「ノーノーノー!」と失笑されました。 むむむむぅ……値段も高くなってるし、対応悪いしで宿泊は断念。 安いらしいホテルでこの値段だとすると、パジェには私達が泊まれるホテルは無さそうです。 その他の"パジェの安宿"を現地人に紹介されたものの、紹介してきた人が何となく胡散臭かったのでNG。 ということで、パジェ滞在は諦め、急遽、"ジャンビアーニ"という場所へ移動する事にしました。 パジェ行きのトラックで地元人から「ジャンビアーニは安く泊まれる」と聞いていたからです。 炎天下、またトラックが通る場所まで引き返してトラック待ち。 すると、ここでも"しつこい客引き"が登場。 無視するもトラックに一緒に乗り込んできて、ジャンビアーニまでついてきました。 しかもトラック代は私達に払わせようとトラックのスタッフと一緒に金額をボッてきたのです。 あー、ザンジバル島の観光客目当ての連中は本当にウザい。 当然、後ろからついてきてホテルの値段交渉の邪魔をしてきました。 ここでも客引きを相手にしなかった宿に決定。 レストランの横にコテージが1つだけある小さな宿でしたが、ここが大正解! 敷地は私達2人だけの完全貸切状態。 次の予約が入っているとの事で2泊だけの滞在でしたが、オーナーもスタッフもとても親切で楽しく滞在できました。
水不足の宿でシャワーがしっかり浴びれなかったのですが、夜中に大雨が降り、全裸でシャンプー(けんぽこのみ)した事は一生の思い出。 アフリカの大地(島ですが)で全裸でシャンプー♪ こんなの他に誰も居ないこの宿だから出来たこと。 そして、ジャンビアーニには小さな村があり、ここの人達は素朴で楽しい。 井戸端会議の横を通るときに「ジャンボ」と挨拶すれば、全員が「ジャンボ!」と返してくれる。 みんなニコニコの素朴な村で、ストーンタウンとは大違いなのでした。
と思っていたら、同時期にパジェの宿&レストラン(現地人に紹介されたが胡散臭くて行かなかった宿の模様)に武装強盗が押し入り、従業員&宿泊客数名(西洋人)が重体になる事件があり、パジェのその宿に泊まっていたら犠牲になるところでした。 危ない危ない、ぎりぎりセーフ!! 最近のパジェは月に1回以上は武装強盗による被害が出ているらしいですが、島の人間達はそれを隠しています。 観光で成り立っている島なので客が来なくなると困るからでしょう。 うーん、こんなの楽園じゃなーい! ということで、ザンジバル島に来るなら楽園はあまり期待せずにどうぞ。 楽園の島、結構ウザくて、とても怖い場所なのでした。 ザンジバル島については ≪ひろみん日記:『とにかく高いよザンジバル。』 『ポレポレで行こう。』≫もどうぞ。
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